ヤマハ、同社初の英語版女性ボカロ、ネイティブスピーカーの自然な発音

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2015/01/26 14:59

 ヤマハは、ネイティブスピーカーの自然な発音で、表現豊かな英語の歌声をつくり出す「VOCALOID4」用の歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library CYBER DIVA」を、2月上旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は1万800円前後の見込み。

VOCALOID4 Library CYBER DIVA

 「VOCALOID4」で、スタンダードな英語の女性声を目指して開発した歌声ライブラリ。米国出身のネイティブスピーカーの起用によって、違和感のない英語の発音を実現した。

 クリアな滑舌と自然な英語発音、力強く伸びのあるロングトーンとスムーズな歌声で、あらゆるジャンルの楽曲に対応する。推奨音域はG2~C4で、推奨テンポは60~180BPM。

 付属の「CYBER DIVA専用ユーザー辞書ファイル」を「VOCALOID4 Editor」または「VOCALOID4 Editor for Cubase」に設定することで、通常の「VOCALOID」ではイギリス英語に近い発音記号を使って行う英語の歌声合成を、自然なアメリカ英語の発音で制作できる。

 「VOCALOID4」から対応した新機能「グロウル」の性能を最大限に引き出し、ロックやソウル、ブルースなどで用いられる少しざらついたかすれた声や、激しくうなって耳をつんざくような声など、さまざまな歌声表現ができる。

 使用にあたっては、「VOCALOID4 Editor」または「VOCALOID4 Editor for Cubase」と「Cubase」が必要。対応OSは、「VOCALOID4 Editor for Cubase」と「Cubase」で使用する場合がWindows 8.1/8/7、Mac OS X 10.9/10.8、「VOCALOID4 Editor」で使用する場合がWindows 8.1/8/7。