アップル、4.7インチの「iPhone 6」、5.5インチの「iPhone 6 Plus」発表

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2014/09/10 15:47

 米アップルは、現地時間の9月9日(日本時間9月10日)、大きな高精細ディスプレイや最新OS「iOS 8」を搭載したスマートフォン「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を発表し、米国や日本などで9月19日に発売すると発表した。

iPhone 6(左)とiPhone 6 Plus

 「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」は、2013年9月に発売した4.0インチの「Retinaディスプレイ」を搭載した「iPhone 5s」の後継機。画面を大型化しながら、さらなる薄型化を図った。「iPhone 6」は、1334×750ドット(326ppi)で4.7インチの「Retina HDディスプレイ」、iPhoneシリーズ最大となる「iPhone 6 Plus」は、1920×1080ドット(401ppi)で5.5インチの「Retina HDディスプレイ」を搭載する。輝度は従来と同じだが、コントラスト比(標準)は800:1から1300:1に向上した。
 

4.7/5.5インチの大画面で一度に多くの情報を表示。
iPhone 5sに比べ、iPhone 6は38%、iPhone 6 Plusは88%広い表示領域をもつ

 画面と本体サイズ以外のスペックは2機種ともほぼ同じ。第二世代の64ビットアーキテクチャで設計し、従来のA7チップに比べ、CPUとグラフィックスのパフォーマンスが最大50%向上した新しいA8チップ、A8チップを補助するM8モーションコプロセッサを搭載し、基本性能を強化した。「iPhone 5s」同様、指紋認証センサ「Touch ID」や加速度センサ、ジャイロスコープなどの各種センサを搭載し、新たにNFC(近距離無線通信)と気圧計を搭載した。

 カメラは、背面に800万画素の「iSightカメラ」、前面に従来より開口部が広くなって、連写機能「バーストモード」を利用できるようになった120万画素の「FaceTimeカメラ」を搭載。画素数こそ「iPhone 5s」と同じだが、「iPhone 6 Plus」は光学式手ブレ補正機能を搭載し、2機種とも「Focus Pixels」を使った高速オートフォーカスに対応するなど、撮影・編集機能を強化した。

 通信方式は、高速通信規格のLTEと3Gネットワークに対応し、従来より多い最大20のLTE周波数帯に対応する。LTEネットワークを利用し、安定してクリアな音声通話ができるVoLTEにも対応する予定だ。SIMカードはnano-SIM。また、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0に対応する。

 OSは、「iCloud Drive」やファミリー共有、ヘルスケアアプリなど、さまざまな新機能を搭載した「iOS 8」をプリインストール。簡易アクセスのような新機能を使えば、大画面でも片手で操作できるという。また、アメリカでは、新たに搭載したNFCと「Touch ID」を活用した決済サービス「Apple Pay」を10月から提供する。「Apple Pay」は、iPhone 5以降のiPhoneシリーズと、2015年発売予定の腕時計型端末「Apple Watch」でも利用できる。

 インターネット利用時のバッテリ駆動時間は、3G/LTE通信時とも、「iPhone 6」は最大10時間、「iPhone 6 Plus」は最大12時間で、「iPhone 6 Plus」は、LTE通信時、従来の最大10時間から2時間長くなった。Wi-Fi接続時は、「iPhone 6」は最大11時間、「iPhone 6 Plus」は最大12時間。
 


 本体は、酸化皮膜処理を施したアルミニウムとステンレススチール、ガラス製のユニボディ。カメラ部分以外はすべてフラットで、滑らかで継ぎ目のないデザインだ。カラーは、シルバー、ゴールド、スペースグレイの3色。
 

iPhone 5sとは異なる3色のカラーバリエーション

 ストレージ容量は、「iPhone 5s」は16/32/64GBの3種類だったが、32GBがなくなり、16/64/128GBの3種類となる。新たに追加した大容量128GBは、iPhoneシリーズでは初。本体サイズは、「iPhone 6」が高さ138.1×幅67.0×厚さ6.9mm、「iPhone 6 Plus」が高さ158.1×幅77.8×厚さ7.1mm。重さは、「iPhone 6」が129g、「iPhone 6 Plus」は172g。「iPhone 5s」より薄いが、横幅は大きく、重くなった。ホワイトの独自のヘッドフォン「Apple EarPods with Remote and Mic」が付属する。
 

iPhone 6 Plus/iPhone 6/iPhone 5s/iPhone 5cの比較

 アメリカ、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本などでは9月19日に発売する。日本では、「iPhone 5s/5c」と同じく、ソフトバンクモバイル、KDDI(au)、NTTドコモが取り扱い、いずれも9月12日16時から予約を受け付ける。このほか、直営店のApple Storeでは、購入時に回線契約がいらず、好きなキャリアを選ぶことができるSIMロックフリー版も販売する。純正アクセサリとして、全5色のレザーケースや全6色のシリコンケースを用意する。
 

取り扱いキャリア

日本では「iPhone 5s/5c」同様、3キャリアが取り扱う

 Apple Online Storeで販売するSIMロックフリーモデルの税別価格は、「iPhone 6」の16GBが6万7800円、64GBが7万9800円、128GBが8万9800円、「iPhone 6 Plus」の16GBが7万9800円、64GBが8万9800円、128GBが9万9800円。

 なお、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の発売に先立ち、米国時間9月17日に最新OS「iOS 8」をリリースする。無料のソフトウェアアップデートとして提供し、iPhone 5s/5c/5/4sやiPad Air、第5世代iPod touchなど、対象機種なら無料でアップデートできる。 

※キャリア版の日本での販売価格、キャンペーンなどは、判明次第お伝えします。