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トレンドマイクロ、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」最新版、オンラインバンキングを狙う未知のウイルスに対応

ニュース

2014/09/03 19:40

 トレンドマイクロは、9月5日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」の最新版を発売する。トレンドマイクロ・オンラインショップでは、9月3日17時から先行発売を開始した。

ウイルスバスター クラウド 1年版とウイルスバスター クラウド 保険&デジタルライフサポート 1年版

ウイルスバスター クラウド 1年版(左)とウイルスバスター クラウド 保険&デジタルライフサポート 1年版

 Windows版は、新機能として「Adobe Reader」やJavaのバージョンをチェックして、適用可能な修正プログラムがある場合にユーザーに適用を促す「修正プログラムとセキュリティ設定の確認」を搭載する。

 あわせて、Windows Update、「Adobe Flash Player」の自動更新やWindowsファイアウォール機能のオン/オフチェックを「オン」に変更でき、Internet Explorerやユーザーアカウント制御のセキュリティレベルをチェックして、セキュリティレベルを推奨設定に変更する機能を備える。

 銀行や証券会社のウェブサイトにアクセスした際に、専用のセキュアブラウザを起動して、不正なコードの実行を防ぐ機能を新たに搭載。パスワード管理ツール「パスワードマネージャー」と連携して提供し、ウイルスの種類にかかわらず未知のウイルスにも対応できる。

 このほか、ウェブブラウザのプライバシー設定を確認して、推奨設定を提示する「プライバシー設定チェッカー」を備えるとともに、Windowsの起動と同時に起動するソフトウェアの起動開始時間を最適化することで、PCの起動時間の短縮を実現している。

「修正プログラムとセキュリティ設定の確認」「セキュアブラウザ」「ブラウザ用のプライバシー設定チェッカー」

左から、「修正プログラムとセキュリティ設定の確認」「セキュアブラウザ」「ブラウザ用のプライバシー設定チェッカー」

 機能面の強化では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)向けの「プライバシー設定チェッカー」が新たにLinkedInに対応。プライバシーデータのクリア機能が「Skype」「IP Messenger」「Adobe Flash Player」「Real Player」「Quick Time Player」に対応した。また、不要ファイルの削除機能やセキュリティレポート機能を強化し、ユーザーインターフェースを刷新した。

 Mac版は、Windows版と同様に、SNS向け「プライバシー設定チェッカー」の対応サービスに、LinkedInを追加した。さらに、今後リリース予定の「Mac OS X Yosemite」への対応も予定する。

 対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista(SP2以降)、Mac OS X 10.9/10.8。パッケージ版の価格はオープンで、トレンドマイクロ・オンラインショップでの価格は、「1年版」が6160円、「3年版」が1万3170円。

 そのほかのパッケージ版は、「ウイルスバスター クラウド 1年版 パソコン同時購入用」「ウイルスバスター クラウド 3年版 パソコン同時購入用」「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート 1年版 パソコン同時購入用」「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート 3年版 パソコン同時購入用」を用意する。

 価格はオープンで、ダウンロード版のトレンドマイクロ・オンラインショップでの価格は、「1年版」が5130円、「2年版」が9240円、「3年版」が1万2140円、「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート 1年版」が7900円、「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート 2年版」が1万3560円、「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート 3年版」が1万8190円。