ヒビノ、iBasso Audioのハイレゾ対応携帯オーディオプレーヤー「DX90j」

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2014/06/30 16:59

 ヒビノインターサウンドは、中国iBasso Audioのハイレゾ対応ミュージックプレーヤー「DX90j」を、7月18日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は5万4500円前後の見込み。

DX90j

DX90j

 よりすぐれた音質や品質の向上を目指したコンパクトなハイレゾ対応の携帯オーディオプレーヤー。基板の表面実装に、従来モデル「DX90」の7倍超の銀を含有する無鉛銀入りハンダを採用。回路への電気抵抗をより少なくして音質にさらに磨きをかけるとともに、ISO9001やISO14001の認証を取得した放送機器や計測機器などを生産する信頼性の高い工場で製造することによって、すぐれた音質と品質を実現した。

 DAC部には、「ESS Technology SABRE32 Reference Stereo DAC ES9018K2M」をモノラルモードで2基搭載し、左右のチャンネルを個別に処理することで、広範なダイナミックレンジを実現する。音量調整は、「ES9018K2M」の256ステップのデジタルボリュームで制御。ボリューム素子を信号経路に使用しないので、色づけのないクリアな音質で再生できる。

 アンプ部は、左右それぞれに米テキサス・インスツルメンツの高精度オペアンプ「OPA1611」と、高速バッファ「BUF634」を採用する。I/V変換やアンプ部にもモノラルコンストラクションを使用し、すぐれたセパレーションと高い駆動能力によって、ハイレゾオーディオをよりち密に楽しめる。また、3段階のゲイン切替えによって、幅広いインピーダンスのイヤホン/ヘッドホンを使用できる。

 本体には、2.4インチのタッチパネル対応IPS液晶モニタ(解像度320×240)と、物理スイッチ3基を搭載し、手元が見えない場所でも再生、一時停止、曲送り、曲戻しができる。8GBの内蔵メモリを搭載し、microSDXC(exFAT対応)/microSDHCカードに対応している。

 USB-OTG機能によって、USB-OTGケーブルで接続したUSBメモリ内の音楽データも再生できる。さらに、最大24ビット/192kHzのデジタル・コアキシャル出力を搭載し、外付けスピーカーでも音楽再生を楽しめる。

 音楽フォーマットは、最大24ビット/192kHzのPCM音源をはじめ、DSD(DSF2.8Mのみ。24ビット/88.2kHzへリアルタイム変換)、FLAC、Apple Lossless Audio(ALAC)、AIFF、WAV、WMA、AAC、OGG、APE、MP3など圧縮、非圧縮、可逆圧縮を問わず、幅広い形式に対応する。

 連続再生時間は約8.5時間で、PCのUSBポート経由での充電時間は約5.5時間。サイズは幅64×高さ17×奥行き100mmで、重さは140g。