【CEATEC JAPAN 2012】最新スマートフォン&関連サービスが続々登場

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2012/10/05 18:04

 千葉市の幕張メッセで10月6日まで開催されているIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATAEC JAPAN 2012」では、さまざまな最新デジタル機器が数多く展示されている。もちろん、いま最も注目を集めているスマートフォンも、たくさん並んでいた。注目の製品やサービスを紹介しよう。

冬モデルを先行展示するNTTドコモ

 広いブースで新しい技術やサービスを展示していたNTTドコモは、テザリング対応モデルを展示している。また、秋モデルのスマートフォンに加えて、ガラスケースのなかで触ることはできなかったが、いち早く冬モデルも展示している。注目度が高いのは、人気漫画『ONE PIECE』をモチーフにしたモデルだ。

5インチクラスの大画面を搭載する「GALAXY Note II」(左)と防水防塵とLTE機能を搭載する全部入りの「Xperia AX」

大人気漫画『ONE PIECE』をモチーフにした端末が登場

 最新技術を紹介するコーナーでは、スマートフォンを握るだけで操作する技術などを展示。最新のナビサービスや、スマートフォンのカメラを使ってリアルタイムに英・中・韓国語を翻訳する技術などが注目を集めている。

カメラ機能で外国語表記のメニューなどを映すことですぐさま翻訳する「かざして翻訳」

ケータイで話すだけで翻訳してくれる「はなして翻訳」は11月にスタートする

 NTTドコモの秋モデルとして、初めて日本国内にスマートフォンを投入する中国の大手メーカー、ファーウェイ・ジャパンは、非常に大きなブースを構えている。目玉モデルは10~11月に発売する「Ascend HW-01E」で、ブースには数多くの実機が展示され、来場者の注目を集めている。

「Ascend HW-01E」は4.5型液晶を採用した全部入りモデル

 KDDIブースでは、ケーブルテレビ向けのセットトップボックス「Smart TV Box」のほか、参考出品として、液晶パネル全体を振動させて音声を伝える「スマートソニックレシーバー」技術を活用した高齢者や難聴者向けの携帯電話を展示している。

高齢者・難聴者向けケータイ。音声が聞き取りやすい

 サービスで注目したいのが、スマートフォンやPCなどで多くのビジネスユーザーが利用している「ナビタイム」のブースだ。HTML5対応のウェブブラウザを使ってナビゲーション画面を表示する通信型カーナビゲーションシステムを展示。会場では、Androidタブレット端末「Nexus 7」を使って、ウェブブラウザの「Chrome」上でナビタイムの地図サーバーが配信する地図を読み込み、自車位置やスポット情報などの表示とルート案内を行うデモンストレーションを行っている。また、9月にリリースしたiPad用アプリ「NAVITIME for iPad」で、新しい使い勝手をアピールしている。

「NAVITAIME for iPad」は複数のスポットを巡るルートの提案や旅のプランニングができる

 スマートフォンを購入したとき、一緒に購入することが多いスマートフォンケースは、「CEATEC」会場に華を添えている。「MFit」ブランドのケースを販売するハクバ写真産業ブースでは、未発売のケースも展示していた。(デジタル&家電ライター/コヤマタカヒロ)

「MFit」ブランドを展開するハクバ写真産業