ソニー、独自技術で高音質再生、カラフルなAndroid搭載「ウォークマン Fシリーズ」

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2012/09/20 19:16

 ソニーは、独自の高音質技術「クリアフェーズ」やBluetooth機能を搭載し、音楽プレーヤーならではの操作性をもつAndroid搭載「ウォークマン Fシリーズ」を、10月20日に発売する。10月4日から予約を受け付ける。

ウォークマン「NW-F800シリーズ」

 800×480ドットの3.5型タッチパネル液晶ディスプレイを備えた携帯オーディオプレーヤー。従来機で採用してきた「デジタルノイズキャンセリング機能」やフルデジタルアンプ「S-Master MX」をはじめとする独自の高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」に加え、これまで付属スピーカーだけだった高音質化技術「クリアフェーズ」を付属ヘッドホンにも展開。「ウォークマン」最高クラスの高音質を実現した。 

専用スピーカーが付属するウォークマン「W-F800Kシリーズ」

 新たに、可逆圧縮高音質フォーマット「FLAC」に対応。FMラジオ、GPS、対応スピーカーと組み合わせて音楽をワイヤレスで楽しめるBluetoothなどを搭載する。また、直感的な操作で選曲できる独自の音楽再生アプリケーション「W.ミュージック」や、画面の状態にかかわらず「W.コントロール」上でいつでも再生・停止、曲送り・曲戻しの操作ができる「W.ボタン」を備えるなど、音楽プレーヤーならではの操作性を実現した。 

Bluetoothヘッドホンが付属するウォークマン「NW-F800BTシリーズ(NW-F805BT)」

 OSAndroid 4.0。Google Playに対応し、好きなアプリをインストールできる。おすすめのアプリケーションを紹介する専用ウェブサイト「Sony Select」にホーム画面上からアクセスできるほか、有料の音楽ダウンロードサイト「mora」や、クラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」に対応する。

 さらに、年内配信予定のソフトウェア・アップデートプログラムを適用すると、ダイレクト録音や、Wi-Fi経由で「nasne」などで録画したテレビ番組を視聴できるDTCP-IP、DLNA対応機器へのThrow(送信)機能などに対応する。2011年12月に発売したAndroid搭載ウォークマン第一弾「Z1000シリーズ」向けにも、Android 4.0へのOSアップデートや、「Fシリーズ」に搭載する新機能を利用できるようにするソフトウェア・アップデートプログラムを配信する予定。

 ラインアップは、プレーヤー単体の「NW-F800シリーズ」(64/32/16GB)、本体の充電も可能な専用スピーカーが付属する「NW-F800Kシリーズ」(32/16GB)、Bluetoothヘッドホンが付属する「NW-F800BTシリーズ」(16GB)の3シリーズ。カラーは、ビビッドピンク、ブルー、ホワイト、ライトピンク、ブラックの5色。バッテリ持続時間は、音楽再生時25時間、ビデオ再生時5時間。本体サイズは約56.8×114.5×8.9mmで、重さは約100g。

 価格はオープン。実勢価格は、64GBの「NW-F807」が3万5000円前後、32GBの「NW-F806」が2万5000円前後、16GBの「NW-F805」が2万円前後、スピーカー付属モデルで32GBの「NW-F806K」が2万8000円前後、16GBの「NW-F805K」が2万3000円前後、Bluetoothヘッドホン付属モデル「NW-F805BT」が2万6000円前後の見込み。