日産自動車、Facebookを活用したユーザーとつながるプロジェクトをスタート

ニュース

2012/06/29 12:45

 日産自動車は6月28日、ソーシャルメディアを活用した新プロジェクト「にっちゃん」の発表イベントを開催した。ソーシャルメディアを通じてユーザーとの距離を縮める施策を打ち出していく。

「にっちゃん」編集長の鈴木おさむさんとアシスタントの高見侑里さん

 イベントでは、日産自動車販売促進部の貴田晃部長が「『今までなかったワクワクをかたちにしていく』をメッセージに、ソーシャルメディアを通じて消費者の方々とワクワクを生み出していきたい」と意気込みを語った。プロジェクトでは、「日産」に通じる「にっちゃん」の名称で、日産自動車の公式アカウントを中心にさまざまなコンテンツを発信していく。日産と世のなかがつながる「ワクワク」するような企画を生み出すため、放送作家の鈴木おさむさんが編集長に、アシスタント兼レポーターにタレントの高見侑里さんが就任した。

日産自動車販売促進部の貴田晃部長

 鈴木さんは、「番組をつくるとき、つくり手が一番最初に楽しむことを心がけている。視聴率など数字や結果に気を取られがちだが、ヒットするものは大人が本気で楽しんでつくったものだと思う。今回、Facebookを通して日産といろいろなチャレンジをしていきたい。一つのチャンネルをつくる気持ちで取り組みます」と編集長就任にあたっての決意を表明した。

編集長に就任した鈴木おさむさん

アシスタント兼レポーターの高見侑里さん

 「にっちゃん」では、ユーザーから企画のアイデアを募り、鈴木さんがおもしろいと思った企画を日産にちなんだ2万3000円で購入する「2.3万円であなたの企画をお買い上げ。」、鈴木さんの仕事場を丸ごと移したかのような移動車を開発する「究極の移動事務所カーを作れ。」、クルマを使っていない男子大学生などにクルマを与えて、モテるようになるか検証する「クルマでもてるのか!?」など、さまざまな企画を展開する。

バブルの時代はクルマをもっているのがステータスだった

 鈴木さんは、「一般の人がワクワクする、毎日気になってfacebookを見たくなるような企画をやっていきたい。若者向けといっているが、まずおもしろいことを考えて、いろんな世代の人に食いついてもらえれば」と話した。