民放キー局5社と電通が推進するVODサービスの名称が「もっとTV」に決定

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2012/01/27 15:23

 日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョン(民放キー局5社)と電通は、1月26日、共同で推進するインターネット接続対応テレビのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスの名称を、「もっとTV(テレビ)」に決定したと発表した。サービスは4月2日開始の予定。

「もっとTV」のロゴマーク

 地上波放送でのリアルタイム視聴を促進し、番組視聴時間の拡大を目的とした独自のVODサービスで、名称には、「もっとTV」を通じて「もっと」テレビ番組を見たくなる、「もっと」テレビ番組が楽しくなる、「もっと」テレビ番組が身近になる、という意味を込めた。

 対応するテレビのリモコンに専用ボタンを実装し、簡単で使いやすいグラフィカルなユーザーインターフェースを提供することで、現在放送中の番組にも簡単に移動できる。日本放送協会(NHK)が、サービスへの参加を検討している。

 今春以降に発売するインターネット接続対応テレビは、「もっとTV」を利用できる。また、スマートフォンタブレット端末への展開も検討中。リモコンの専用ボタンを押すだけでVOD画面(売り場)への移動ができ、地上波放送を子画面に残した状態でVODコンテンツを選択できる。移動先のVOD画面は放送中の番組に連動しているので、視聴中の番組に関連するVODコンテンツを簡単に見つけることができる。

「もっとTV」の画面(イメージ)

 VODコンテンツは、見逃した番組を中心に、ドラマやアニメ、バラエティなど、さまざまなジャンルを揃える。関連するシリーズ番組の放送時間など、VODコンテンツだけでなく、放送番組の情報も表示する。コンテンツの購入には、クレジットカード決済、携帯(モバイル)決済などを利用できる。