イー・モバイルの「Pocket WiFi(GP02)」は、無線LAN接続でどこでも高速インターネットが利用できるモバイルWi-Fiルータだ。発売以来、高い人気を誇るこの「Pocket WiFi(GP02)」の魅力を、3人のユーザーの感想を交えながら探っていこう。

イー・モバイルの「Pocket WiFi(GP02)」

シェア1位を走り続ける高速モバイルWi-Fiルータ



 今年7月発売のイー・モバイル「Pocket WiFi(GP02)」。BCNランキングのデータ端末・データカード部門で、発売翌月の2011年8月には販売台数シェア22.3%を獲得してトップに躍り出ると、そのまま現在までトップの座を守り続けている。シェアは月を追うごとに上がり、11月には35.7%に達した。

 「Pocket WiFi(GP02)」は、イー・モバイルの携帯ネットワークの電波を使ってインターネットに接続するモバイルWi-Fiルータで、PCやスマートフォン、携帯ゲーム機などWi-Fi対応機器から、Wi-Fi(無線LAN)で「Pocket WiFi(GP02)」に接続すれば、そのままインターネットが利用できるようになる。いわば、インターネットにつながるWi-Fiスポットを自分で持ち歩いているようなもの。しかも、通信速度は下り最大42Mbpsと高速で、最大5台までのWi-Fi対応機器の同時接続ができるというすぐれものだ。

 下り最大42Mbpsという通信速度は、ネット上のHD動画もストレスなく楽しめる速さである。容量の大きなファイルでも、あっという間にダウンロードできてしまう。それが外出先で、屋外や地下街、駅など場所を選ばず使えるのだから、仕事でも遊びでもインターネットがますます便利に、快適に活用できるようになるわけだ。

人口カバー率92.2%、すでに地下鉄もエリア内



 イー・モバイルの携帯ネットワークのサービスエリアは、人口カバー率でいうと、すでに全国の92.2%まで達している。地下鉄にも広がっていて、東京メトロ、都営地下鉄、大阪市営地下鉄の全線全駅で利用できるほか、札幌市営地下鉄(北18条駅、北12条駅を除く)、仙台市営地下鉄、横浜市営地下鉄、名古屋市営地下鉄(鳴子北駅、相生山駅、神沢駅、徳重駅を除く)、京都市営地下鉄、神戸市営地下鉄、福岡市営地下鉄など、全国の主要な地下鉄のほとんどをカバーしている。

 「Pocket WiFi(GP02)」を使って地下鉄の駅構内で高速インターネットが利用できると、メールやウェブの確認だけでなく、乗り換えや路線、到着時刻の確認、駅を下りてからの道順の確認などが非常にスムーズになる。次の電車を待つわずかな時間に、スマートフォンなどを「Pocket WiFi(GP02)」に接続してササッと確認できるのだ。

 同時に5台まで、インターネットが利用できるのも便利。1人でPCとスマートフォンなどを同時にインターネットにつなぎたいときや、友人たちと携帯ゲーム機でのネット対戦を楽しみたいときなど、同時接続ができる「Pocket WiFi(GP02)」は非常に重宝する。

Wi-Fiで最大5台まで同時に高速インターネットが利用できる。PCとスマートフォンの同時アクセスも楽々

 無線LAN機器というと、「設定がわかりにくいのでは?」とか、「ちゃんとインターネットに接続できるかな?」「セキュリティは大丈夫?」などという不安を抱く人も少なくないだろう。でも「Pocket WiFi(GP02)」なら、心配はいらない。使用にあたって必要なことは、Wi-Fi対応機器で、「Pocket WiFi(GP02)」に接続するためのセキュリティキーを入力するだけ。基本はWEPキーなので、6桁の数字である。初回だけ入力すればOKで、とても簡単だ。もちろん、セキュリティもしっかりしている。

携帯ゲーム機などでも利用できるように、基本的にWi-Fi通信のセキュリティはWEPを利用する設定になっている

 では、実際に使ってみてどうなのだろうか? モバイルWi-Fiルータ初心者の3人に、それぞれ違う状況で「Pocket WiFi(GP02)」を使ってもらった。
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「Pocket WiFi(GP02)」を初めて使ってみた3人の感想は…



【PCでネットのHD動画の視聴を楽しんだAさん】

 ショッピングモールの屋外にあるテーブル席で、YouTubeにアップしたHD動画を視聴しました。まったく問題なく、スムーズに再生できました。途中で映像が途切れたり、ノイズが出たり、といったトラブルは一切なし。とても快適に楽しめましたよ。実は、PCでHD動画を再生しながら、同時にスマートフォンでもYouTubeにアクセスして動画を再生するという「二重同時再生」を試してみたのですが、これもみごとに両方とも快適でした。

PCとスマートフォン(iPhone 4S)で同時にYouTubeの動画を再生。
どちらもまったくストレスなし

 PCでファイルのダウンロードも何回か試しました。デジタル一眼カメラで撮影した高解像度のファイル(約19.5MB)のダウンロードは、ストレスを感じることなく、実にスムーズ。外出先のカフェなどで、PCで常時ネットにアクセスする仕事を片づけながら、同時に傍らのスマートフォンでネット動画を再生しっぱなしにして楽しむ、といった使い方が楽にできます。

【スマートフォンでアプリや音楽のダウンロードを楽しんだBさん】

 「iPhone 4S」を「Pocket WiFi(GP02)」に接続して使いました。モバイルWi-Fiルータはバッテリがもたない、という印象があったのですが、ほぼ丸一日使えたので、ちょっとびっくり。あとで調べたら、カタログでの連続通信時間は約4.5時間、連続待受時間は約140時間。もちろん、「Pocket WiFi(GP02)」の電源をずっとオンにしてつなぎっぱなし、というわけではなかったですけど、これは使えるな、と実感しました。

 何といってもよかったのは、「iTunes Store」を外出先でもサクサク利用できたこと。重たいアプリもすぐにダウンロードできるので、大いにに助かります。Wi-Fi環境下でしか使えないアプリがどこででも楽しめたのは、新鮮でしたね。

重たいアプリでもすぐにダウンロード

【携帯ゲーム機でネット対戦型ゲームを楽しんだCさん】

 設定がとても簡単でした。セキュリティキーを1回入力するだけで、すぐに楽しめるところがいい。それと、ネットワークを介してゲームで遊ぶときはいつも家にこもっていたのですが、「Pocket WiFi(GP02)」があれば、外出先でもネットワーク対戦が楽しめますね。世界が広がります。

設定がとても簡単ですぐに楽しめた

 テザリングは使えますね。ゲームで次のステージに進むのに行き詰まったときに、スマートフォンでインターネットに同時接続して、ウェブで攻略の情報を収集できます。今回は一人でネット接続してプレイしましたが、何人かで集まって、テザリングで同時接続して、ネットワークゲームを楽しむのもおもしろそうです。ゲームのウェブ配信コンテンツをどこででもダウンロードできるのも、便利だと思いました。

速さと使いやすさを実感



 3人ともそれぞれの使い方で、「Pocket WiFi(GP02)」の速さと使いやすさを実感したようだ。次はぜひ、あなたにも体験してほしい。

 イー・モバイルでは、現在、高速モバイルキャンペーン(にねんM)を2012年5月6日まで実施している。このキャンペーンでは、「Pocket WiFi(GP02)」の月額料金が最大25か月間定額の3880円。オンラインストアの場合、購入時の支払い額は0円なので、月額3880円だけで、下り最大42Mbpsの高速モバイルインターネットが利用できる。コストパフォーマンスを考えると、自宅のインターネットも含めて「Pocket WiFi(GP02)」にしてしまう、という手もあるだろう。固定電話が急速にその存在感をなくしつつあるように、インターネット接続もまた、モバイルが当たり前になりつつあるのだ。(フリーライター・榎木夏彦)