ニコンは、ミラーレス一眼カメラ「Nikon 1」が採用した新レンズマウントシステム「Nikon 1マウント」用交換レンズを、新レンズブランド「1 NIKKOR」（ワン ニッコール）として発売する。ラインアップは、「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」「1 NIKKOR 10mm f/2.8」「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」の4本。

　また、「Nikon 1」専用のアクセサリとして、スピードライト「SB-N5」、GPSユニット「GP-N100」、マウントアダプタ「FT1」を発売する。

　「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」は、35mmフィルム換算で27～81mm相当の3倍標準ズームレンズ。沈胴機構と、動画撮影にも対応するレンズ内手ブレ補正機能を採用している。最短撮影距離は0.2m。サイズは最大径57.5×長さ42.0mm（沈胴時）で、フィルターサイズは40.5mm。重さは約115g。12月発売で、価格は2万5200円。

　「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」は、35mmフィルム換算で81～297mm相当の約3.7倍望遠ズームレンズ。沈胴機構と、動画撮影にも対応するレンズ内手ブレ補正機能をもつ。サイズは最大径60×長さ61mm（沈胴時）で、フィルターサイズは40.5mm。重さは約180g。カラーはブラックとホワイトの2色。10月20日発売で、価格は3万1500円。

　「1 NIKKOR 10mm f/2.8」は、35mmフィルム換算で27mm相当の広角単焦点レンズ。携帯性にすぐれた薄型・スタイリッシュなデザインで、耐久性があり高い質感の金属マウントを採用する。サイズは最大径55.5×長さ22.0mmで、フィルターサイズは40.5mm。重さは約77g。カラーはブラックとホワイトの2色。10月20日発売で、価格は3万1500円。

　「1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM」は、35mmフィルム換算で27～270mm相当の10倍ズームレンズ。沈胴機構と、動画撮影にも対応するレンズ内手ブレ補正機能をもつ。電動のパワードライブズームで、ズーム速度は3段階に切り替えられる。耐久性のある金属マウントを採用する。サイズは最大径77×長さ95mm（沈胴時）で、フィルターサイズは40.5mm。重さは約530g。10月20日発売で、価格は9万9750円。

　「SB-N5」は、「Nikon 1」のマルチアクセサリーポートに接続するスピードライト。ガイドナンバーは8.5（ISO100・m）/12(ISO200・m）。「Nikon 1 V1」と一体化した小型軽量のボディで、上方90°/左右180°に回転するバウンズ機能をもつ。

　疑似白色LED照明による「キャプチャーイルミネーター機能」を搭載し、「スマートフォトセレクター」と「モーションスナップショット」時のライトアップが可能になる。電源はカメラ本体から供給する。サイズは幅50.0×高さ70.5×奥行き40.5mmで、重さは約70g。10月20日発売で、価格は1万7850円。

　「GP-N100」は、「Nikon 1」のマルチアクセサリーポートに接続するGPSユニット。撮影した写真に、緯度/軽度/標高の位置情報を記録でき、ニコンの画像編集ソフト「ViewNX 2」や画像共有・保存サービス「my Picturetown」、インターネットの地図情報サービスと連携して、撮影位置を地図上に表示したり、位置情報付きの写真を共有したりすることができる。

　位置情報の検出が速く、スムーズにGPSを利用できるアシストGPS（A-GPS）に対応。PCに接続して専用ソフトウェア「GP-N100 Utility」を使用すると、サーバーから取得した最新の補助データを書き込むことができ、測位がより速くなる。サイズは幅42.0×高さ26.8×奥行き30.5mmで、重さは約21g。10月20日発売で、価格は1万3650円。

　「FT1」は、Fマウントの「NIKKORレンズ」を、「Nikon 1 マウント」に装着できるようにするためのマウントアダプタ。12月発売で、価格は2万3310円。