9月1日に、東京・豊島区の東武百貨店池袋店内にオープンしたラオックス池袋東武店。ラオックスの百貨店へのテナント入店は、昨年11月にオープンした銀座松坂屋店に続く2店舗目だ。357m2と銀座松坂屋店の4分の1ほどの規模となる売り場にどんな製品を置いているのか、気になるところだ。オープンから1か月弱を経た売り場を訪ねた。

東武百貨店池袋店内のラオックス池袋東武店

 ラオックス池袋東武店は、東武百貨店池袋店中央館6階のリビング(家具・インテリア)コーナーに隣接する一角に入る。同じ階にはギフトサロンや宝飾・時計コーナーもあって、他の売り場の上品なイメージを損なわないように、一体感を意識し、木目調や落ち着いた配色などを使った上品なフロアデザインだ。店内は店員の話がよく聞き取れる静かさ。ゆったりとした雰囲気のなかで商品を選ぶことができる。

売り場のデザインは池袋東武百貨店との一体感を意識

 ラオックス池袋東武店のメインターゲットは、当然、百貨店に来店するお客様。じっくりと説明するコンシェルジュのような販売スタイルが特徴だ。売り場にソファとテーブルを設置するなど、じっくり説明できるように工夫にしている。


人気の高い理美容家電と調理家電

ブライダルニーズにも対応

 メインとなる入り口には、ストーブなどの暖房器具や、店内に展示している商品をピックアップした棚などを設置。357m2という限られたスペースに、理美容・健康家電、調理家電、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、アイロン、空気清浄機、テレビ、レコーダー、携帯電話・スマートフォンなど、中・高級以上のモデルを中心に取り揃えている。百貨店内ということもあって、結婚を機に家電一式を揃えるニーズを意識した品揃えだ。ちなみに、PCとPC周辺機器は、製品数が多いことから展示していない。

ソファーとテーブルを設置

 実際に展示する製品数は絞られるが、もとは大型家電量販店。要望に応じて気軽に製品を取り寄せることができる。また、お客様の動向をみて、展示製品も小まめに変えている。例えばオープン直後はあまり置いていなかったラジオやカセットデッキは、売り場での問い合わせが多いことから品揃えを大幅に拡充した。年配者を中心にニーズが高いファクシミリも、他店に比べて品揃えを厚くした。これまでの販売実績は、金額ベースで理美容家電、調理家電、冷蔵庫の順という。

お客様の声を受けてラジオの品揃えを拡充

 ラオックス池袋東武店は、銀座松坂屋への出店で培った百貨店での接客ノウハウを生かした独自路線で、近隣のビックカメラやヤマダ電機と差異化を図っていくという。池袋東武店の源野敏マネージャーは「商品券や東武カードで買い物をするお客様が半数以上」と、日頃から東武百貨店池袋店を利用している顧客の獲得に手応えを示している。また、すでに店員を指名してくれるリピーターもいらっしゃるという。源野マネージャーは、「今後とも、一人ひとりのお客様に対するていねいな接客と、『この製品でこんな使い方ができます』という提案に力を入れていく」と抱負を語った。

携帯電話・スマートフォンコーナー。PCは展示していない