スクウェア・エニックスは、9月5日、ロールプレイングゲーム(RPG)の「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」を、シリーズ初の本格的なオンラインゲームとして2012年に発売すると発表した。対応ゲーム機は任天堂のゲーム機「Wii」のほか、同社が来年に発売する新型機「Wii U」。

「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族」

 「ドラゴンクエスト」シリーズは、1986年の「I」発売以来、シリーズ累計で5800万本の出荷を誇る人気のRPG。今年5月にシリーズ生誕25周年を迎えた。最新作も、これまでに引き続いて漫画家の鳥山明氏がキャラクターデザインを担当する。

 最新作の「X」は、シリーズ初のオンライン対応ゲーム。会見に出席したゲームデザイナーの堀井雄二氏は、「仲間も村人も実際の人間になる。キャラクターの暖かさが伝わるものをつくろうと思った。『ドラクエ』の進化系の一つと思っていただければ」と力を込めた。

 「X」の世界は、オーグリード大陸、エルトナ大陸、ウェナ諸島、プクランド大陸、ドワチャッカ大陸の5つのエリアからなる「アストルティア」が舞台。「オーガ」「ウェディ」「エルフ」「ドワーフ」「プクリポ」の5種族からキャラクターを選んで冒険する。「転職」システムで戦士、魔法使いなどの職業を選べるほか、発売後にも新職業を追加する予定だ。

開発中のゲーム画面

 一人でもプレイできるよう、AI(人工知能)で動くキャラクターを仲間にして冒険できる。また、自分のキャラクターを「酒場」に預けてほかのプレーヤーに使ってもらい、成長させることができるシステムを採用する予定。フィールドでは、ほかのプレーヤーと会話したり、戦闘中のプレーヤーを応援したりできる。

 発表会には任天堂の岩田聡社長が駆けつけ、「来年発売の『Wii U』に対応するほか、『ニンテンドー3DS』にキャラクターを移して『すれ違い通信』ができると聞いている。いまからワクワクしている」と挨拶した。

左からプロデューサーの齊藤陽介氏、ゲームデザイナーの堀井雄二氏、任天堂の岩田聡社長

 近日中に、開発段階の同ゲームをテストプレイできる「ベータテスター」を募集する予定。詳細や最新情報は、専用ウェブページ「ドラクエ・パラダイス」で告知していく。

「ドラゴンクエスト展」の展示品の一部を公開

スライムタワースピーカーとスライム肉まん(イメージ)

 生誕25周年を記念し、10月8日から12月4日まで、六本木の森アーツセンターギャラリーで「誕生25周年記念 ドラゴンクエスト展」を開催する。記者会見では、展示品の一部や、11月に発売する「スライムタワースピーカー」「スライム肉まん」などのグッズを公開した。