シャープは、8月25日、記者発表会を開催し、アンテナをワイヤレス接続する液晶テレビ「フリースタイル AQUOS」を、9月15日から順次発売すると発表した。

軽量・薄型化で設置の自由度を高めた「フリースタイル AQUOS」


 発表会の冒頭、中村恒夫執行役員AVシステム事業統轄兼AVシステム事業本部長は、「フリースタイル AQUOS」を「新製品は、夢の壁掛けテレビ、どこでもテレビを実現する製品」と紹介。テレビが放送だけでなく、ネットコンテンツなどを視聴するディスプレイとしての役割が大きくなる環境のなかで、設置場所が自由に選べるようにすることで、新しい視聴スタイルを提案する。

中村恒夫執行役員AVシステム事業統轄兼AVシステム事業本部長

 「フリースタイル AQUOS」は、あらかじめ有線/無線LANのインターネット接続環境を構築し、分離型のチューナーとディプレイ部をワイヤレスで接続することで、アンテナの場所を気にせずに設置場所を自由に選ぶことができる液晶テレビ。画面サイズは、20V型、32V型、40V型、60V型をラインアップする。

 ディスプレイ部は、キャビネットや液晶パネルなど各種部材を一体構造にすることで、同社の従来製品と比べ重さを30~50%削減し、軽量・薄型化。スタンド設置や壁寄せ、壁掛け設置の自由度を高めた。約2.5kgの20V型や約5.5kgの32V型は、片手で持って他の部屋に移動できる。

32V型でも片手で持って移動できる

 岡田圭子執行役員オンリーワン商品・デザイン本部長兼ブランド戦略推進本部長は、「テレビはブラウン管から液晶に変わったが、設置スタイルについては、ブラウン管時代から変わっていない。これまでのテレビは、設置場所が変えられないことがネックだった。また、リビングとダイニングがオープンな空間が増えてきているなど、生活空間も変化している」と、商品化の背景を語った。

岡田圭子執行役員オンリーワン商品・デザイン本部長兼ブランド戦略推進本部長

 チューナーは地上・BS・110度CSデジタル×1基を搭載。スマートフォン「AQUOS PHONE」やブルーレイディスク(BD)レコーダー「AQUOSブルーレイ」とワイヤレスで接続してコンテンツを表示する「スマートファミリンク」機能、テレビ向けネットサービス「AQUOS City」が利用できる。なお、発売済みの「フリースタイル AQUOS」シリーズ「LC-20FE」はバッテリを本体に搭載しているが、今回発表のモデルはすべて非搭載。

 実勢価格は、20V型「LC-20F5」が8万円前後、32V型「LC-32F5」が11万円前後、40V型「LC-40F5」が15万円前後、60V型「LC-60F5」が38万円前後の見込み。カラーは、60V型がブラックとシルバー、他のサイズはブラックとホワイト。発売日は、32V型と40V型が9月15日、20V型と60V型が10月28日。

 中村本部長は、「フリースタイル AQUOS」の販売比率として、「AQUOS全体のうち、今年度下期中に10%、来年度に30%まで拡大する」と具体的に数字を挙げ、普及に自信を示した。