セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)とNTT東日本は、7月6日、記者会見を開き、セブン-イレブンを中心としたセブン&アイグループの店舗に、NTT東日本の光ブロードバンドサービス「フレッツ光」を利用した無線LAN(Wi-Fi)環境を構築することで合意したと発表した。

 NTT東日本の「フレッツ光」をセブン&アイグループの店舗に敷設し、「フレッツ・スポット」契約者が、約1万4000店舗を展開するセブン&アイグループの店舗でWi-Fiが利用できるようなる。また、店舗に非常電話を配備することで、災害時に端末を所有していない人々の連絡手段を確保する。

 セブン&アイグループの店舗では、「フレッツ光」のアクセスポイントを設置するとともに、「フレッツ光」のインフラを活用して誰でも無料で利用できるオリジナルのWi-Fiサービス「7SPOT(セブンスポット)」を開始。店舗とネットがつながる新しいサービスを提供することで、リアル店舗への集客を図る。各店舗のフロアガイドや、キャンペーン情報、商品情報などのほか、インターネットにもアクセスできるようにする予定だ。セブン&アイグループ内でITサービスを担うセブンネットショッピングが中心となって展開する。

 セブン&アイの村田紀敏社長「セブン-イレブンの顧客の年齢層は、従来は35歳くらいが中心だったが、現在は40歳を超えている。スマートフォンが若者に普及しているなかで、今回のサービスによって、セブン-イレブンや西武、SOGOに若者を集客したい」と述べた。

 「フレッツ・スポット」と「7SPOT」は、2012年3月までに東京23区の約1300店舗で開始し、2012年4月以降、東日本エリアの約8700店舗に展開していく。対象店舗は、現段階ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、西武、SOGO。

 NTT東日本の江部努社長は、今回の取り組みについて、「家の中だけでなく、外でもフレッツ光が使える環境をつくりたい」としたうえで、「これまでフレッツ・スポットエリアは、どこにあるのかわかりにくかった。しかし、セブン-イレブンなどの店舗をフレッツ・スポットとすることで、利用できる場所がわかりやすくなる」とした。また、「当社としては、他のコンビニエンスストアとも協業したい。今回の取り組みが呼び水となってほしい」と期待を述べた。

握手を交わすセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長とNTT東日本の江部努社長(右)