PFU、ネットワーク対応業務用スキャナ「N1800」、用途に合わせてカスタマイズ可能

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2011/02/07 11:58

 PFUは、シートフィード型スキャナ「ScanSnap」の新製品として、ネットワークに対応し、クラウドサービスと連携する業務用モデル「N1800」を2月25日に発売する。価格はオープンで、直販サイト「PFUダイレクト」での価格は17万8000円。

 PCを使わずにネットワークに接続できる業務用モデル。EvernoteやGoogleドキュメントなどのクラウドサービスと連携し、ビジネス文書を保存・共有できる。例えば、オフィスでの情報共有や、外出先から手持ちのモバイル端末で資料の確認などができる。

ScanSnap N1800

 Evernoteはメール経由で連携。また、Googleドキュメントと連携する専用アプリケーションは、4月1日に提供する予定だ。このほか、顧客管理サービス「Salesforce CRM」との連携も予定している。

 8.4型タッチパネル式液晶を搭載し、直感的に操作できる。メニュー画面のアイコンは「メール」「ファクス」「印刷」「保存」など、実行したい操作がひと目でわかる。文字入力が必要なときに役立つソフトウェアキーボードを備える。

 用紙の読取りは両面対応で、カラーA4サイズ(200または300dpi)の場合の速度は毎分20枚/40面。また、読取り画像の解像度は「自動」「150dpi」「200dpi」「300dpi」から選ぶことができる。サイズは幅300×奥行き226×高さ172mmとコンパクト。

ソフトウェアキーボードを備える

 ファクスサーバーやマイクロソフトの「Exchange Server」「SharePoint」などの各種サーバーと組み合わせて使うことができ、規模の大きな事業所でも導入できる。複数台の「N1800」を一括管理する集中管理機能も備える。

 無料で提供する専用SDK(ソフトウェア開発キット)を活用すると、ユーザー自身でシステム開発ができる。SDKと1年間のサポートが付属するオプション「ScanSnap N1800 SDK」は有償で、価格は20万7900円。メニュー画面のアイコンの追加や実行内容など、用途に合わせて機能をカスタマイズできる。