ソニー、世界初のGoogle TV、「Sony Internet TV」を米国で発売

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2010/10/13 12:55

 ソニーは、米現地時間10月12日、世界で初めて「Google TV」プラットフォームを採用し、1台でテレビ視聴、アプリケーション、インターネットコンテンツをシームレスに楽しめる「Sony Internet TV」を米国市場で発売すると発表した。

テレビ一体型の「Sony Internet TV」(左)とBDプレーヤー内蔵型の「Sony Internet TV Blu-ray Disc Player」

 ラインアップは、テレビ一体型の「Sony Internet TV」と、手持ちのテレビに接続して、Sony Internet TVと同じ機能を利用できるブルーレイディスク(BD)プレーヤー内蔵型の「Sony Internet TV Blu-ray Disc Player」の2製品。

 Googleが開発するAndroid(アンドロイド)プラットフォーム上で動くブラウザ「Google Chrome」と、内蔵する高性能CPU「Atom」によって、インターネットやテレビ番組をすばやく検索し、簡単な操作でさまざまなコンテンツを楽しめる。

 好きなコンテンツに簡単にアクセスできるブックマーク機能を搭載。2011年初めには、アンドロイドマーケットからアプリケーションのダウンロードも可能になる予定だ。Wi-Fi(無線LAN)を内蔵するので、ワイヤレスでインターネットに接続することができる。また、システムアップデートによって、将来は機器のファームウェアを更新し、新しい機能を追加するなど、常に最新の状態で使用できるようにする。

 マウス操作やコンテンツ検索、検索キーワードの入力、テレビ本体の操作などが可能なQWERTYキーボード付きRFリモコンが付属。さらに、今秋にアンドロイドマーケットで提供予定の携帯端末専用アプリで、アンドロイド携帯端末をリモコンとして使うことができる。

 米国での価格は、テレビ一体型「Sony Internet TV」の24V型「NSX-24GT1」が599.99ドル、「NSX-32GT1」32V型が799.99ドル、40V型「NSX-40GT1」が999.99ドル、46V型「NSX-46GT1」が1399.99ドル、BDプレーヤー内蔵型の「NSZ-GT1」は399.99ドル。

 アメリカの「Sony Style」とBest Buyのオンラインストアでは、現地時間10月12日から予約受け付けを開始。Sony Styleの各店舗では、10月16日から販売開始予定で、米国Best Buyの各店舗でも順次販売を開始する。なお、日本での発売は未定。