富士通は、7月27日、シニア層をターゲットとするPC「FMVらくらくパソコン3」2機種を、7月27日に発売すると発表した。専用のクレードルを使って、同社のシニア向け携帯電話「らくらくホン7」を接続すると、携帯電話の写真が簡単に取り込める。携帯電話との同時購入をにらんで、ドコモショップでも販売する。

 「らくらくパソコン」は、2008年に初代機を、09年にはWindows 7を搭載した二代目を発売。今回は三代目となる。新製品は、これまでの「らくらくパソコン」の「かんたん」「使いやすい」「あんしん」をコンセプトを継承。佐相秀幸・執行役員副社長は、「PCが苦手な人々の障壁になっているネット検索や文字入力の操作性を高めた。デジタルデバイドの解消に答えを出す製品」と説明した。さらに、60-64歳のPC利用率は50%と低い一方で、携帯電話は75%に達していることを背景に、「らくらくホン7」との連携を図ることで、新規ユーザーを掘り起こしていく。 

「らくらくホン7」を専用のクレードルで接続し、写真を簡単に取り込める

 PCと携帯電話の連携を訴求するために、「らくらくパソコン3」のCMキャラクターには、携帯電話「らくらくホン」のキャラクター、大竹しのぶさんを起用。累計1800万台を超えるヒット商品となった「らくらくホン」に対し、これまでの「らくらくパソコン」は「プロモーションが不足していた」との反省から、プロモーションを強化するとともに、販売チャネルを拡大する。

 これまで「らくらくパソコン」は一部の量販店だけで販売してきたが、今後は富士通のPCの取り扱い店舗すべてで販売するほか、ドコモショップでの販売も計画している。販路拡大によって、09年発売の前モデルの5倍を販売を目指す。 

「らくらくホン」でおなじみの大竹しのぶさんが「らくらくパソコン3」のCMキャラクターに

 ラインアップと実勢価格は、20型ワイド液晶を搭載した一体型デスクトップ「ESPRIMO FH/R3」が16万円前後、15.6型ワイド液晶を搭載したノートPC「LIFEBOOK AH/R3」が14万円前後の見込み。ともにタッチパネルで操作ができる。デスクトップはマルチタッチ操作ができるタイプだが、ノートPCは感圧式で、マルチタッチには対応していない。

 操作は、「インターネット」「Eメールを読む・送る」「年賀状や暑中見舞いを作る」「写真を見る・印刷する」などの機能一覧からやりたいことを選んで行っていく。キーボードの英語表記に日本語を添えたキーボードや、左クリックに色をつけてわかりやすくしたマウスが付属するほか、液晶をタッチすることで50音順の配列での入力にも対応する。

佐相秀幸・執行役員副社長

 新製品発表会に登場した大竹しのぶさんは、「らくらくパソコン3」に触れ、「ふだんからネットやメール、写真管理などでパソコンを利用しているが、写真入りハガキを作ってみたい。娘はできるけど、私はできないので、ぜひやってみたい」と、感想を語った。また、「わからないことは、電話相談窓口で、わかりやすい言葉を使って教えてくれるので安心」と、専用のサポート体制もアピール。最後に、司会者の「今後の活動予定は?」という質問には、「らくらくパソコンをみんなに広めます!」とコメントし、会場を和ませた。