BLUEDOT、ウィキペディアのコンテンツがいつでも読める専用リーダー

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2010/07/09 15:43

 BLUEDOTは、米Openmoko社の協力の下、無料のオンライン百科事典「ウィキペディア」のコンテンツを閲覧できる電子事典「WikiReader ウィキリーダー(日本語版) BWR-01」を7月21日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は1万3000円前後の見込み。

WikiReader BWR-01(使用イメージ)

 通常はインターネットに接続しないと読めない「ウィキペディア」の記事をいつでも読める専用端末。非営利団体ウィキメディア財団の協力を得てOpenmoko社が開発した製品で、英語版はすでにアメリカで販売されている。

 ウィキペディアの日本語版、英語版、中国語版の、あらゆる分野を網羅する計約400万の見出し語を標準で収録。オンライン版同様、各記事内の見出し語リンクをたどって記事を読むことができる。また、他言語データが登録されている場合は、記事を表示中に、日英・英日、日中・中日というように言語を切り替えることができる。

 今後、公式サイトを通じて年4回以上、更新ソフトウェアを配布。このデータをダウンロードすれば、常に最新の情報を得ることができる。将来はコンテンツの追加も検討している。なお、発売時点では、表や画像などの表示には対応していない。

 本体は、「検索」「履歴」「ランダム」の三つの操作ボタンと3.6インチのモノクロ液晶画面のみのシンプルなデザインで、液晶画面を指で触って操作する。サイズは幅100×奥行き100mm×厚さ20mm、重さは電池込みで約140g。電源は単4電池2本。