三洋、充電式アシスト自転車「eneloop bike」、平地漕ぎでも発電

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2010/03/03 12:04

 三洋電機は、乗りながら発電して充電する電動アシスト自転車「eneloop bike(エネループ バイク)」で、平地走行で発電できる「エコ充電モード」を備えた新シリーズ「SPLシリーズ」を4月21日に発売する。ラインアップは、26型「CY-SPL226」と24型「CY-SPL224」の2種類。価格はともにオープンで、実勢価格は15万7290円前後の見込み。

eneloop bike CY-SPL226(26型)

 「eneloop bike」は、自転車を漕ぐと発電・充電する機能「ループチャージ」を備えた電動自転車。「SPLシリーズ」では、走行をアシストする機能として、モーターの回転速度とペダルを踏み込む力を判断して充電量を制御する「エコ充電モード」を追加した。

 これまでの「ループチャージ」では、下り坂や減速時に前輪のモーターを発電機に切り替えてバッテリに充電していたが、「エコ充電モード」は、平地で自転車を漕いでいる状態でも充電できるようになった。

 アシストモードは「エコ充電モード」のほか、平地・上り・下りなど走行条件に応じてアシスト力と充電を組み合わせて自動制御する「オートモード」、人とモーターの力の比率を1対2に配分する「パワーモード」をもつ。

 充電切れになっても、約1Ah(アンペアアワー)分の電池残量で再度アシスト走行ができる「パワーリザーブ」機能を装備。車輪は、後輪がペダルを漕ぐ力、前輪はモーターという両輪駆動方式を採用。前後のタイヤが路面をしっかり捉え、走行時の安定感を高める。

 内装3段の変速機を装備。バッテリはリチウムイオン電池で、充電時間は付属の専用充電器を使用した場合、約280分。カラーは、26型「CY-SPL226」がホワイト、ワインレッド、シルバー、ダークブルー。24型「CY-SPL224」はホワイトとワインレッド。