トッパン・フォームズ、“しゃべる紙”にユニバーサルデザインを採用

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2009/12/22 18:37

 トッパン・フォームズは12月22日、IC録音装置やスピーカー、電池内蔵の薄紙に音声を記録/再生できる“しゃべる紙”「紙レコ」シリーズの新ラインナップとして、ユニバーサルデザインの「紙レコUD」「伝言カードUD」を発売した。価格は、「紙レコUD」が1260円、「伝言カードUD」が980円。

「紙レコUD」と「伝言カードUD」

 コントラストのはっきりとした外形デザインや、ボタン部の大きな白抜き文字表示など、見やすさと使いやすさにこだわったユニバーサルデザインを採用。白を基調として四辺を濃い紺色で縁取り、白いテーブルの上に置いたときにもよく目立つ。追記可能な領域を確保したうえで、識別しやすい工夫を施した。

 上書き防止用のタブ部が切り欠きの役目を兼ねているのに加え、表面に薄い紙を使用しているので、手探りでもボタン位置を探しやすい。「紙レコUD」は、録音ボタンと再生ボタンを対角に配置し、区別しやすい設計にした。「伝言カードUD」は、従来品と同じ並列配置となっている。

 「紙レコUD」「伝言カードUD」ともに、録音時間は約20秒、動作回数は約300~400回で、繰り返し録音/再生が可能。「紙レコUD」は官製ハガキサイズ(112×148mm)。インクジェットラベル3枚と封筒1枚、取り扱い説明書が付属する。「伝言カードUD」のサイズは82×100mmで、携帯しやすい小型タイプ。

 同社は、今後も“しゃべる紙”の特性を生かし、さまざまなニーズに合わせたラインナップの開発を続ける。「紙レコ」シリーズ全体で、今後1年間で3億円の販売を目指す。