富士通は11月12日、NTTドコモの09年度冬春モデルとして、多彩な使い方ができるセパレート式端末「F-04B」や香水の香りを持ち歩ける「F-02B」など、4機種を披露した。イメージキャラクターでCMにも起用する俳優の瑛太さんが登場し、香水ケータイのちょっと変わった使い方も提案した。

富士通の携帯電話のイメージキャラクター、瑛太さん

使い方は自由自在! セパレート式端末「F-04B」



 09年度冬春モデル4機種の中でもっとも画期的な端末は、ディスプレイとキーの部分が分離するセパレート式端末「F-04B」。利用シーンに応じたさまざまな使い方ができる。

 例えば、キー部分で通話をしながら画面で写真を見たり、ワンセグを見ながらキー部分でリモコン操作したり、といった使い方が可能。また、リモートでカメラのシャッターを切ったり、キーをゲームコントローラーとして使うこともできる。なお、ディスプレイとキーの部分はBluetoothで通信するため、同規格の通信範囲内であれば相互に操作できる。

セパレート式端末「F-04B」

 キー部分は、本体を縦にスライドさせると10キーが現れ、ディスプレイと分離した場合は10キーに加えQWERTYキーを使うことも可能。このほか、1220万画素のカメラ、3.4型のタッチパネル式液晶を備える。カラーはホワイトとブラック。

プロジェクターのユニット

 さらに、別売りでプロジェクターのユニットも提供する。キー部分を取り外し、ディスプレイ部分に装着して使用する。本体にバッテリーを内蔵し、連続で2時間投影することが可能。なお、投影するコンテンツはケータイ本体に保存しておく必要がある。

30型程度で映像を投影したところ

 プロジェクターの主な仕様は、投影方式がDLP、光源はLED、解像度は800×480、アスペクト比は16:9と3:4、画面サイズは最大60型。輝度に関してはまだ開発段階だが、6ルーメンを目指したいという。同社では、プロジェクターのほかにも装着できる機器を検討している。

香りを携帯できるケータイ「F-02B」、きらめくイルミネーション



 細部にまで美しい装飾をほどこした「F-02B」は、香水の香りを持ち歩けるフレグランスケータイ。背面のパネルに専用のフレグランスピースを用意し、内部のチップに香水を吹きかけることで香りが付けられる。チップは水で洗うことができるため、複数の香水を使うことも可能。なお、背面パネルはフレグランス用のほか、ピースのない通常バージョンも付属する。

 イルミネーションには、斜めに流れるように表情を変える「ブリリアントイルミ」を採用。このほか、前面の角には宝石をモチーフにしたブロックを配置したのに加え、ヒンジ部分やキーの決定ボタンにも美しくカットしたボタンを用いた。

香水を持ち歩ける「F-02B」

 主な仕様は、810万画素のカメラ、IPX5/7/8とIP5Xに準拠する防水・防塵性能など。カラーはOpal White、Onyx Black、Ruby Pinkの3色に加え、ファッションブランド「folli follie」とコラボレーションしたカラー「folli follie Gold」も揃えた。

 同モデルについて、フォリフォリグループのヤニス ベジティス・ファイナンス ディレクターは「(異なる業界の)2つのリーダー的企業のすばらしいコラボレーションによって誕生した。『folli follie』の理念に理解と賛同をして頂き、ブランドらしさをふんだんに盛り込んだ製品だ。ユーザーには、記憶に残るような体験と感動をしてほしい」と喜びをあらわにした。

左が専用パネルを装着した端末、右上がフレグランスピース、右下が通常バージョンのパネル(folli follieモデル)

ゴルフレッスンができる「F-01B」や高級感溢れる「F-03B」も



 タッチパネル式の3.4型液晶を搭載した「F-01B」は、手書き文字を認識する「フリータッチライティング」に対応。比較的雑に書いた文字も判別し、メールなどでテキスト入力ができる。漢字やひらがなに加え、「顔」や「ケーキ」などの絵文字も認識可能。また、「手書きスナップ」として、写真にスタンプや手書き文字が加えられる機能も搭載した。このほか、1220万画素のカメラ、IPX5/7/8とIP5Xに準拠する防水・防塵性能を備える。カラーはブルー、ホワイト、ブラック。

ゴルフのスウィング診断機能を搭載した「F-01B」

 さらに、同社が独自に開発した「ゴルフスウィング診断機能」を装備。本体を腰に装着すれば、身体の動きを測定して姿勢を診断、その結果を基に専門家がアドバイスしてくれる。専門家として起用したのは江連忠ゴルフアカデミーの江連忠さん。「アドレス」「バックスイング」「トップ」「ダウンスイング」「フォロースルー」「フィニッシュ」の6つのポジションそれぞれに、どこを改善すればよいかを具体的に提示する。

(左と右上)本体を腰の中心に取り付けてスウィングする (右下)診断機能の画面

 高級感を追求した端末として投入するのは「F-03B」。本体カラー「チタニウムブラウン」では素材にこだわり、その名のとおりチタンとK18の金を用いた。表面のパネルにはチタンを、前面を帯状に縁取ったプレートや決定ボタン、ヒンジのボタンには金を使用している。このほかのカラーはブラック、レッド、ゴールド。

高級感を追求した「F-03B」。一番左がチタニウムブラウン

 このほか、1220万画素のカメラを搭載。便利機能として、名刺をカメラで撮影して読み込むと名前や住所などが自動的にアドレスに登録される「名刺リーダー」に加え、指紋認証機能などビジネスシーンでも活躍する豊富な機能を盛り込んだ。

意中の人に「どっちの香りがいい?」と訊くのもアリ!?――瑛太さん



 09年度冬春モデルのCMに出演する瑛太さんは、「F-01B」のブルーモデルと同色のスーツを着て登場。香水ケータイ「F-02B」について、「(香水は)体に付けるので自分の匂いになる。香りをケータイに付けることで気持ちもアップするとよいですね」と語った。

瑛太さんは鮮やかなブルーのスーツ姿で登場した

 さらに、「F-02B」の具体的な利用シーンとして「身体とケータイに別々の香りをつけて、意中の人に『どっちがいい?』って訊くのもいい」と斬新なアイディアを紹介し、会場の笑いを誘った。瑛太さんが登場するCMは「F-01B」「F-02B」「F-03B」「F-04B」4機種すべてで、放送は11月20日から順次開始する。

(左から)富士通の佐相秀幸・執行役員 常務、フォリフォリグループのヤニス ベジティス・ファイナンス ディレクター

 富士通の佐相秀幸・執行役員 常務は、セパレート式端末「F-04B」について「PCとの融合を見据えたものであり、物理的な制約を超えた可能性を秘めた製品」と期待を示した。また、新製品の戦略に関しては「ブロードバンドの技術、携帯電話のテクノロジー、デザインの3本柱でやっていく。この方針が新製品では具現化されていると自負している」と述べた上で、「(新製品は)数年先の状況を見つめた進化の一つの形だと実感してほしい。そしてこれからの業界を引っ張っていきたい」と意気込みを示した。