オリンパス、新世代マイクロ一眼「オリンパス・ペン」に宮崎あおい感動

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2009/06/16 18:58

 オリンパスイメージングは6月16日、「マイクロフォーサーズシステム」採用のレンズ交換式デジタルカメラ「オリンパス・ペン E-P1」の製品発表会を都内にて開催。会場には製品のプロモーションキャラクターに起用された女優の宮崎あおいさんも登場した。


 冒頭、菊川剛・オリンパス代表取締役社長は「満を持して提供するカメラ。オリンパスの本気度のみならず、このカメラなら(昨年の発表以来)待っていた甲斐があったと感じていただけると確信している」と挨拶。新製品について「機能競争を優先しがちなデジタル機器のなかにあって、お使いいただくお客様の心からの満足感を大切にしようという原点に立ち返っている。まったく新しい魅力をもった製品で、さまざまなお客様のニーズにお答えすることができると考えている」とコメントした。

菊川剛・オリンパス代表取締役社長

 「オリンパス・ペン E-P1」は、同社が59年に発売したハーフサイズカメラ「オリンパス・ペン」のフィロソフィーを受け継いだカメラとして、その名称を冠したカメラ。同社では「50年の時を経て、オリンパス・ペンがデジタルになって生まれ変わった。コンパクトでもなく一眼レフでもない、まったく新しい『新世代マイクロ一眼』」(菊川社長)と位置づけている。

オリンパス・ペン E-P1

 「E-P1」は、同社として初めて「マイクロフォーサーズシステム」を採用したレンズ交換式のデジタルカメラ。通常のデジタル一眼レフに必要なミラーを廃し、フランジバックをおよそ半分に短縮したコンパクトなボディが特徴。

本体には「OLYMPUS PEN Since 1959」の文字

 4/3型の1230万画素ハイスピードLiveMOSセンサーと、画像処理エンジン「TruePic V」を搭載し、最大ISO6400までの高感度撮影が可能。720Pのハイビジョン画質での動画撮影も可能で、撮影中のステレオ録音にも対応している。ファインダーは外付けオプションとなり、通常は背面の3.0型のカラー液晶を見ながら撮影する。

背面のモニタでは、アートフィルターを含めた様々な設定が撮影中に可能

 小川治男・オリンパスイメージングSLR事業本部長は「コンパクトデジタルカメラを購入者の20%、およそ2100万人が、一度は一眼レフの購入を検討している。これはデジタルカメラ市場全体のおよそ18.3%にあたり、大きな潜在市場といえる」と説明。ユーザーが一眼を購入しなかった理由については「簡便さ、気軽さに欠けており、大きくて重くて難しいというイメージがあった。『E-P1』で、(この層に向けて)新しいマーケットを創出する」と販売戦略について説明した。

小川治男・オリンパスイメージングSLR事業本部長

 その後、製品のプロモーションキャラクターに起用された女優の宮崎あおいさんが登場したトークショーも行われた。カメラが趣味で「1日に1枚写真を撮って、写真日記をつけている」という宮崎さんは、製品について「本当に今までのものと比べて軽いし、アートフィルターや動画も撮れて、私の欲しいものがすべてこの中に詰まっているので感動しました」と笑顔を見せた。

菊川剛社長と宮崎あおいさん
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