ジャングル、国内初、写真を見たままのイメージに近づけるHDRイメージ作成ソフト

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2008/09/16 16:51

 ジャングル(高田晃子社長)は、露出の異なる複数の写真を合成処理することで、目で見たままのイメージに簡単に近づけることができる、HDR(ハイダイナミックレンジ)イメージ作成ソフト「HDRsoft Photomatix Pro 3.0(Photomatix)」を10月9日に発売する。

 WindowsとMacintoshの両対応で、価格は2万790円。同社の子会社ゾーグが運営するSNS型写真共有サイト「Zorg Store」では、1万5540円でダウンロード版も販売する。国内でHDRイメージ作成ソフトが販売されるのは、今回が初めて。

 カメラで撮影した狭いダイナミックレンジ(明るい部分と暗い部分の幅)のデータから、人間の目が捉えたイメージそのままの画像を作成するソフト。異なる露出で撮影した複数の写真を用意し「Photomatix」にドラッグすることで、最適な露出を抽出・合成。人間の視覚のように、広いダイナミックレンジを持つHDRイメージを簡単に作ることができる。複数枚の写真を使用しなくても、1枚のRAWデータから疑似的なHDRイメージを作成することも可能。

 生成されたHDRイメージには、ディスプレイ表示やプリントに適した画像に調整する「トーンマッピング」処理を行う。あらかじめ設定した値で自動的に一連の作業を行う「バッチ処理」を利用すれば、画像を開く必要がないため、効率的に処理が行える。このほか、カメラを手持ちで撮影した場合など、わずかなイメージのズレを補正したり、動いている被写体や背景から起こるゴーストを軽減する機能も搭載する。入力の対応フォーマットはJPEG、TIFF、PSD、BMP、Radiance RGBE、RAWデータ。出力の対応フォーマットはJPEG、TIFF。対応OSはWindows Vista/XPと、Mac OS X 10.4/10.5。