ニコンは8月27日、動画撮影機能を世界で初めて搭載したデジタル一眼レフカメラ「ニコンD90」を、9月19日に発売すると発表した。価格はオープンで、ボディのみの実勢価格は12万円前後の見込み。

●一眼レフカメラならではの、ボケを生かした動画撮影が可能

 同社が「D ムービー」と名づけた動画撮影機能は、液晶モニタを見ながら撮影できるライブビューを応用したもの。映像に加えモノラル音声の記録ができる。一眼レフならではのそのためボケを生かした撮影が可能。また、豊富な交換レンズを使った幅広い表現も動画で実現できる。

 フレームレートは映画と同じ毎秒24コマ。記録サイズは1280×720のほか、640×424、320×216から選択できる。動画ファイルはAVI形式。なお、動画撮影時はオートフォーカスが作動しないため、ピント合わせはマニュアルでおこなう。本体にマイクとスピーカーを備えており、本体だけで撮影・再生が可能。

 同社では、「コンパクトデジタルカメラには動画撮影機能を搭載しているので(デジタル一眼レフカメラにも搭載した)。ビデオカメラよりも大きな撮像素子を搭載しているので、ボケのきれいな映像が撮れる」(広報)としている。

●「D300」と同じCMOSセンサを搭載

 同社DXフォーマットのフラッグシップモデル「D300」と同じ、画素サイズ23.6×15.8mm、有効1230万画素のCMOSセンサを搭載。また、ISO 200-3200の幅広い撮像感度に対応する。

 さらに、顔認識システムを搭載した「シーン認識システム」を採用。撮影前の被写体の状況を認識し、その結果をオートフォーカス、自動露出、オートホワイトバランスの制御に反映する。また、再生時にも画像内の顔を認識し、顔を瞬時に拡大して確認できる機能も搭載する。このほか、3型の広視野角液晶モニタを装備。記録媒体はSD/SDHCメモリーカードで、フォーカスポイントは11点。本体サイズは約幅132×高さ103×奥行き77mm、重さは約620g。

●レンズセットも豊富に用意、アニバーサリーセットも

 ボディとレンズを組み合わせたレンズセットも9月19日に発売する。価格はすべてオープン。実勢価格は「D90 AF-S DX 18-105G VR レンズキット」が17万円前後、「D90 AF-S DX 18-55G VR レンズキット」が13万5000円前後、「D90 AF-S DX VR 18-200G レンズキット」が21万円前後の見込み。

 また、NIKKOR発売75周年とNikonCameras60周年を記念した「アニバーサリーキット」も販売する。「AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR」スピードライト「SB-400」、限定ストラップと付属し、実勢価格は18万円前後の見込み。

 なおD90に最適化して新たに開発し、レンズセットでも採用している「AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR」は、同日単体でも発売する。価格は6万8250円。「手ブレ補正(VR)機構」「SWM(超音波モーター)」を搭載する5.8 倍の標準ズームレンズ。35mm判換算で27-157.5mm相当までと、広角から中望遠までの焦点距離をカバーする。