ヨドバシ、アキバでiPhone発売イベント、整理券求めおよそ1000人の行列

イベント

2008/07/11 19:36

 ヨドバシカメラ(藤沢昭和社長)は7月11日、ソフトバンクモバイルの新端末「iPhone(アイフォーン) 3G」の発売を記念して、東京・秋葉原のマルチメディア AKIBA店でイベントを行った。会場にはソフトバンクモバイルの孫正義社長と、同社のCMに出演している俳優の谷原章介さんも登場した。

 冒頭、藤沢昭和・ヨドバシカメラ社長は「『iPhone』は非常に画期的で、これからのメディアが変わっていくんじゃないかというくらい素晴らしい製品。孫社長も力を入れて販売すると言ってくれている。ヨドバシとしても、ユーザーの方に喜んでいただけるよう、がんばって販売したい」と挨拶した。

 続いて孫社長が「『iPhone』には普通の携帯と違い、6800種類の周辺機器があり、楽しみ方が大変広がるし、最高の音楽が聴ける環境も整っている。また、『Yahoo!』を見る際も、PCより『iPhone』で見るほうが楽しめるんじゃないかというくらい便利にインターネットが楽しめる。このような感動的な製品は、歴史上でも何回かというくらいしか現れない。是非一人でも多くの人にこの感動をお届けしたい」とPRした。

 またゲストとして、ソフトバンクモバイルの「ホワイト学割」のCMでお馴染みの俳優・谷原章介さんが登場。アップルユーザーでもあるという谷原さんは「『iPhone』がソフトバンクから出ると聞いたときは本当に嬉しかった。クールなデザインや、洗練されたインターフェイスもそうだが、アプリケーションストアの存在が大きい。新たな機能を加えたり、自分なりにカスタマイズできるので、本当に革新的だと思う」と熱く語った。

 その後は、同日12時からの発売に向け、会場に設置されたカウントダウン時計に合わせ、全員でカウントダウン。発売開始直後、購入第1号となったユーザーには、孫社長が直接「iPhone 3G」を手渡した。第1号の購入者は東京都在住の男性で「感無量です」と笑顔を見せていた。また、マルチメディア AKIBAの携帯電話売り場は、製品の購入者以外にも、実機を一目見ようとするユーザーにより、人だかりができるほど盛り上がっていた。

 「iPhone 3G」はアップルが開発したタッチパネル操作が基本の携帯電話端末で、発売前から話題となっていた。マルチメディア AKIBAの店舗スタッフによると、発売初日に入手しようと、同日8時30分からの購入整理券の配布にはおよそ1000人の希望者が集まり、瞬く間になくなったという。現状、同店舗では次回入荷は未定で、予約も受け付けていない状況。