マランツ、高音質を追求したAVプリアンプ「AV8003」など3機種

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2008/05/19 17:37

 マランツコンシューマーマーケティング(高山敬史代表)は、AVセパレートアンプ「AV8003」「MM8003」と、ブルーレイディスクプレーヤー「BD8002」の3機種を6月から順次発売する。

 AVセパレートアンプ「AV8003」「MM8003」は、高音質を追求したモデル。マランツのプレミアムシリーズを彷彿とさせる新しいきょう体デザインを採用。カラーは従来のゴールドを変更し、精悍なイメージのブラックを採用した。

 AVプリアンプ「AV8003」では、最新のフォーマットにフル対応するほか、ロスレス信号の情報を最大限に引き出すため、ピュアオーディオと同等のアプローチを採用。映像と音声の時間的なズレを自動補正するオートリップシンクも装備する。また、テキサス・インスツルメンツ(TI)のフローティングポイント・ハイパフォーマンスDSP「TMS320DA788」も搭載し、高精度デコードが可能となった。DLNAに準拠したネットワーク機能も搭載し、DLNA対応サーバーに保存されている動画や音楽ファイルを高画質・高音質に再生することができる。

 PLL(位相同期回路)を使ったHDMIジッターリダクション方式を採用することで音質を向上。入力4系統、出力2系統のHDMI端子も装備する。音楽ファイルはMP3、WAV、AAC、WMA、動画ファイルはMPEG、MPEG-1、WMV、MPEG-4、画像ファイルはJPEG、BMPに対応。WM-DRMによって保護された動画・音楽ファイルのネットワーク再生も行える。メインリモコンとマルチゾーンリモコンの2つの学習機能付きリモコンを付属し、ホームシアターに使用する機材のほとんどがコントロールできる。価格は31万5000円で、7月に発売する。

 「MM8003」は、マランツのピュアオーディオ機器に搭載されれている電流帰還型8chパワーアンプを搭載。高音質での信号伝送のため、XLR端子を用いた8chバランス入力を採用。高い応答性、低歪のピュアオーディオクラスのパワーアンプに仕上げた。「AV8003」付属のリモートケーブルで本機と「AV8003」を接続することにより、同機の8chスピーカー出力を2ch(ステレオ)で合計4つの部屋に出力することが可能。

 また、アナログ回路のみで構成されるため、セパレート化によって、一体型AVアンプで問題となっていたデジタルノイズのパワーアンプ部への影響も解消した。発熱を抑える設計のほか、トロイダルトランスやクラス最大級のカスタマイズドブロックケミコンを採用することで、電源回路を強化した。価格は28万円で、7月に発売する。

 「BD8002」は、ブルーレイディスクのフォーマットで規定されている「Dolby True HD」や「DTS-HD Master Audio」などの高品位ロスレス音声に加え、「Dolby Digital Plus」や「DTS-HD High Resolution Audio」音声フォーマットのビットストリーム出力に対応。HDMI 端子からダイレクトな出力が行える。1080/24pのHDMI出力機能を搭載し、ビデオプロジェクター「VP-15S1」など1080/24p対応ディスプレイやプロジェクターを組み合わせることで、映画ソースのフィルムグレインなどの微細な質感もリアルに描写する。価格は33万6000円で、6月に発売する。