オリンパス、リニアPCMレコーダーの録音体験会、ヴァイオリンの生演奏で

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2008/01/31 15:07

 オリンパスイメージングは1月30日、高音質のリニアPCMレコーダー「LS-10」を使った録音体験会を東京・赤坂の榎坂スタジオで開いた。ヴァイオリンとピアノの生演奏を録音してその音質を確かめるというもの。ヴァイオリニストには、フジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」でオーケストラメンバーとしての出演経験もある桐朋学園大学研究科の岡部磨知さんを招いた。

 曲はシモネッティ作曲の「マドリガル」とモンティ作曲の「チャルダッシュ」。三脚に取り付けた「LS-10」が参加した報道関係者などそれぞれに貸与され、録音を体験した。まずリニアPCM形式で最高音質の「96kHz 24bit」モードで、続いて音楽CDと同等の「44.1kHz 16bit」モードで録音。その後データを聴き比べた。「96kHz 24bit」モードでは、たった今、生演奏を聴いたものがそっくりそのまま録音されているといった印象。一方「44.1kHz 16bit」モードは、「96kHz 24bit」モードに比べやや臨場感が薄れたように感じられた。



 「LS-10」は、高音質の「リニアPCM」フォーマットで録音できるレコーダー。楽器演奏や川の流れる音・鳥の声・電車や飛行機の走行音などの「生録」といった、原音を忠実に録音する用途に向けて開発された。片手で操作できるコンパクトサイズが特徴。ステレオスピーカーを搭載しヘッドホンなしでも録音の確認ができる。録音フォーマットはリニアPCM、WMA、MP3。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。2月7日に発売する。