富士通、小型で高効率なウルトラモバイルPC向けワンチップ電源LSI

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2007/09/19 10:14

 富士通は9月18日、富士通VLSIと共同で、超小型モバイルPC「UMPC(Ultra Mobile PC)」向けの電源LSI「MB39C308」を開発し、11月からサンプル出荷すると発表した。サンプル価格は1000円、販売目標は月間15万個。

 ワンチップでシステム、メモリ、チップセットに電力供給が可能な電源LSI。インテルがUMPC向け低消費電力プラットフォームとして提案するLPIA(Low Power Intel Architecture)プラットフォームの次期バージョンに対応する。08年版の次期LPIAプラットフォームが要求する、6チャネルのDC/DCコンバーター制御回路を業界で初めてワンチップ化し、周辺部品も内蔵することで、電源システムを他社従来製品の3分の1以下に小型化した。

 また、新たにLDMOS技術を採用し、トランジスタの構造を改良することで、リチウムイオン電池からの電源を分散することなく、高効率な大電流の電力供給を実現した。電力供給の高効率化により、UMPCの長時間バッテリー駆動が可能になる。

富士通=http://jp.fujitsu.com/


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