ソニー、ノートPC「VAIO」6シリーズ、光沢塗装で4色の「type C」など

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2007/09/04 10:14

 ソニーは9月3日、個人向けノートPC「VAIO」6シリーズを9月8日から順次発売すると発表した。すべての機種にVAIO独自のムービー編集ソフト「VAIO Movie Story」を搭載し、「type T」シリーズを除き、それぞれ店頭販売モデルと仕様をカスタマイズできるVAIOオーナーメードモデルを用意する。

 「type C」シリーズは、14.1型ワイド液晶を搭載したコンパクトノートPC。従来の13.3型ワイドから液晶画面を一回り大きくし、PC本体の性能や拡張性を高めると同時に、細かなパールを散りばめた塗装を重ね、ツヤと輝きを持たせた光沢塗装の天板を採用するなど、より華やかなデザインに刷新した。ディスプレイ上部には約131万画素のWebカメラを内蔵し、きょう体をシルバーカラーで細く縁取る「ルミナスリム」には、音楽や映画などをすぐに再生できる便利なAVボタンを装備した。大きさは従来モデルとほぼ同じで、最薄部は約21mm。

 カラーはピュアホワイト、ラグジュアリーピンク、ブレイジングレッド、インディゴブルーの4色。店頭販売モデルでピュアホワイトを除く「VGN-CR60Bシリーズ」は、本体と同系色のキャリングケースも付属する。きょう体のカラーイメージやデザインにあわせたマウス、マウスパッド、キャリングケースなどのアクセサリーも別売りで用意する。

 「type F [FZシリーズ]」は、15.4型ワイド液晶搭載のノートPC。今回、ブルーレイディスク(BD)の映像ソフトを再生できるDVDスーパーマルチ/BD-ROM一体型ドライブ搭載モデルを1機種追加。また、すべての機種にデュアルコアCPUを搭載し、上位モデルにはGPUに「NVIDIA GeForce 8400M GT」も搭載した。

 このほか、13.3型液晶搭載のモバイルノートPC「type S」、ワンセグ対応の薄型モバイルノートPC「type T」、BDドライブを標準搭載するハイエンドデスクトップPC「type R master」、テレビとHDMIケーブルで接続できるテレビサイドPC「TP1」の新モデルを発売する。

 「type T」は店頭販売モデル「VGN-TZ71B」のみで、CPUにデュアルコアの「Core 2 Duo U7500」を搭載。また、従来モデルから約37%のスタミナアップを実現し、標準バッテリーパック使用時で約11時間、大容量バッテリーパックで約16.5時間の長時間駆動に対応する。

 全シリーズに付属する「VAIO Movie Story」は、簡単な操作で、音楽入りの本格的な作品が作れるムービー自動生成ソフト。素材を取り込み、「誕生日」「ドライブ」「スノー」など36種類のテンプレートの中から作成したいテーマを選び、ショートムービーを作成、の3ステップで完成する。テンプレートに設定された音楽だけではなく、好きなの曲をBGMとして設定することも可能。

 価格はすべてオープン。店頭販売モデルの実勢価格は、「type C」が15万5000円前後から、「type F [FZシリーズ]」が18万5000円前後から、「type S」が20万円前後から、「type T」の「VGN-TZ71B」は25万円前後の見込み。「type R master」は32万円前後から、「TP1」は13万円前後から。

ソニー=http://www.sony.co.jp/
「VAIO」=http://www.vaio.sony.co.jp/
「VAIO Movie Story」


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