パイオニア、黒にこだわった新プラズマテレビ「KURO」、BDプレーヤーなども

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2007/08/03 19:45

 パイオニアは8月2日、プラズマテレビの新ブランド「KURO」を発表し、60V-42V型の4機種を9月上旬から順次発売すると発表した。次世代DVDのブルーレイディスク(BD)の再生が可能なBDプレーヤーやサラウンドシステムなども順次発売し、「KURO」を中核としたホームシアターシステムとして展開する。

 新ブランド「KURO」を採用したプラズマテレビ4機種は、深い黒や色鮮やかな色彩を表現する高画質パネルを搭載し、実物に近い映像を再現できるのが特徴。部屋の明るさや映り込みなどを低減する「ダイレクトカラーフィルター」を採用。水平1920×垂直1080のフルハイビジョン(フルHD)モデルでは、暗コントラスト20000:1を実現し、より奥行き感のある映像を再現できる。

 新開発の17W+17Wのデジタルアンプやスピーカーユニットを搭載するなど、音にもこだわった。ラインアップと価格は、フルHD対応の60V型「PDP-6010HD」が99万円、同50V型「PDP-5010HD」が72万円、水平1365×垂直768の50V型「PDP-508HX」が56万円、水平1024×垂直768の42V型「PDP-428HX」が45万円。

 いずれも、「HDMIコントロール」機能に対応しており、HDMI端子で接続することで同社製BDプレーヤーやサラウンドシステムと連携動作が可能。テレビのリモコンでこれらの機器の再生や電源オン・オフなどの基本操作ができる。操作はリモコン上の「HDMIコントロール」ボタンを押し、表示されたメニューに沿って行う。

 HDMIコントロール機能を搭載したBDプレーヤー「BDP-LX80」は10月下旬に発売。価格は21万円。ブルーレイディスクフォーマットで定められた英ドルビー社のサラウンドフォーマットで記録されたディスクの再生に対応。新たにビットストリーム出力が可能になり、ビットストリーム入力に対応するAV機器とつないで高音質で再生できる。

 また、従来モデル「BDP-LX70」と同様、ハイビジョンによる毎秒24フレームの出力でフィルムの質感を最大限に引き出す1080/24p出力機能や、PCとLANケーブルで接続して動画・音楽・写真ファイルの再生が可能な「Home Media Gallery」機能も備える。

 再生可能なメディアは、BD-ROM(BDMV)、DVDビデオ、DVD-R/RW(ビデオモード)、DVD-R DL(ビデオモード)、音楽CD。再生可能PCファイルは、MPEG2、WMV9、WMA9など。

 このほか、「KURO」と組み合わせて上質な音声を再現するサラウンドシステムも9月上旬から順次発売する。ラインアップは、AVマルチチャンネルアンプやスピーカーシステム、ホームシアターシステムなど。

パイオニア=http://pioneer.jp/
「KURO」=http://pioneer.jp/pdp/
「ブルーレイディスクプレーヤー」=http://pioneer.jp/blu-ray/


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