京急など、公衆無線LANサービスを京急線全駅に拡大、首都圏大手私鉄で初

サービス

2007/05/31 10:15

 京浜急行電鉄(京急、石渡恒夫社長)とNTTブロードバンドプラットフォーム(小林忠男社長)は5月30日、京急線全駅に公衆無線LAN設備を設置し、公衆無線LANサービスを提供すると発表した。

 京浜急行電鉄(京急、石渡恒夫社長)とNTTブロードバンドプラットフォーム(小林忠男社長)は5月30日、京急線全駅に公衆無線LAN設備を設置し、公衆無線LANサービスを提供すると発表した。

 これにともない、東日本電信電話(NTT東日本、高部豊彦社長)とNTTドコモ(中村維夫社長)は、この設備を利用した公衆無線LANサービスを6月1日から開始する。全駅への公衆無線LAN設備の設置と同サービスの開始は、首都圏の大手私鉄8社では初めて。

 利用可能な公衆無線LANサービスは、NTT東日本の「フレッツ・スポット」とNTTドコモの「Mzone」「mopera U(Uスタンダードプラン+U「公衆無線LAN」コース)」で、あらかじめサービスに加入する必要がある。各駅のエリアカバー範囲は、ホーム、コンコース、改札といった駅構内全域。

 京急ではこれまで、品川駅や横浜駅など14駅で公衆無線LANサービスを開始していた。今回は沿線価値を向上させる一環として、サービスの提供エリアを全71駅に拡大する。今後、駅構内における沿線情報の配信、駅業務での利用など、アンテナ設備を通信インフラとして活用することも検討する。