東芝、原音に忠実に再現する「gigabeat U」、FMトランスミッターも搭載し

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2007/03/19 21:07

 東芝は3月19日、ノイズを押さえ、原音に近い音で再生可能なフラッシュメモリタイプの携帯オーディオ「gigabeat Uシリーズ」を3月28日から順次発売すると発表した。カラーは、メモリ容量が2GBの「MEU201」がオレンジとホワイトの2色、1GBの「MEU101」はオレンジ、ホワイト、ブルーの3色。<br />


 東芝は3月19日、ノイズを押さえ、原音に近い音で再生可能なフラッシュメモリタイプの携帯オーディオ「gigabeat Uシリーズ」を3月28日から順次発売すると発表した。カラーは、メモリ容量が2GBの「MEU201」がオレンジとホワイトの2色、1GBの「MEU101」はオレンジ、ホワイト、ブルーの3色。

 世界で初めて「DCTSC-△(デルタ)Σ(シグマ)1ビットDAC」方式のデジタルオーディオプロセッサを搭載し、低音域から高音域まで原音を忠実に再現できるのが特徴。同プロセッサは、従来の方式と比べて、回路内の抵抗やトランジスタの数が少ないため、デジタル信号からアナログ信号に変換する際に生じる音楽信号の劣化を抑制できるという。さらに、1ビットごとに音声信号の処理を高速に行うことで音質を高めた。

 また、海外でも使えるワイドバンドFMチューナーとFMトランスミッターを搭載し、コンポやラジオにFM電波を送信して音楽を再生できるほか、「gigabeat Uシリーズ」同士やFMチューナー内蔵の携帯オーディオ、携帯電話を持っている相手と周波数を合わせて同じ音楽を共有できる。

 ディスプレイは広視野角の1.1型カラー有機ELで、アーティスト名や曲名のほか、アルバムのジャケット写真なども鮮やかに再生できる。カラフルな4種類の時計を表示することも可能。

 再生可能な音楽ファイルはWMA/MP3/WAV、静止画はJPEG。ダイレクト録音機能も搭載しており、ヘッドホン端子兼用のステレオ入力端子にオーディオ機器を接続し、PCを介さず、MP3形式で直接ステレオ録音することができる。1曲ごとに自動でファイルを作成する「オートシンク機能」や、本体でのファイルの曲名編集機能も備える。

 充電はPCのUSBポート経由で行い、フル充電で約20時間、10分間の急速充電で約2.4時間の連続再生が可能。さらに、別売りのUSB ACアダプタを使えば、10分間の充電で約3時間の連続再生に対応する。サイズは幅36.2×高さ76.5×奥行き10.9mm、重さは約36g。

 価格はオープン。実勢価格は、2GBの「MEU201」が1万6800円前後、1GBの「MEU101」が1万3800円前後。また、NTTコミュニケーションズの音楽配信サイト「MUSICO(ミュージコ)」で使える500円分の専用ダウンロードカードを同梱する。カードの有効期限は07年12月末。