シマンテック(木村裕之社長)は3月6日、初心者向けの統合型セキュリティソフト「ノートン 360」を3月6日から順次発売すると発表した。ダウンロード版を同日発売したのに続き、3月23日にパッケージ版を発売する。

 シマンテック(木村裕之社長)は3月6日、初心者向けの統合型セキュリティソフト「ノートン 360」を3月6日から順次発売すると発表した。ダウンロード版を同日発売したのに続き、3月23日にパッケージ版を発売する。

 従来同社が販売している統合セキュリティソフト「ノートン・インターネットセキュリティ」に、データの「バックアップ・復元」機能と、PCの状態を最適化する「PCチューンナップ」機能を加えた統合型パッケージ。360度全方位に対する保護効果を発揮するという意味から、「ノートン 360」と名づけた。1ユーザー版で同1世帯のパソコン3台までで利用でき、「初心者でも安心して使えるよう機能を追加したり、インターフェイスを変更したりした」(同社広報)のが特徴。

 新たにバックアップ機能を搭載したことについて、「デジタルカメラで撮影した画像データをPCに保存する人は増えたが、バックアップしているユーザーは半数に満たない」(木村裕之社長)ことに着目。その上約27%のユーザーが過去1年間でデータを失った経験があるとの同社調査の結果から、手軽なデータバックアップにニーズがあると判断したもの。


 バックアップ・復元機能では、バックアップファイルを、現在使用しているPCのHDDやDVDなどに保存できるだけでなく、同社が提供する「オンラインストレージ」にも保存できるオンラインバックアップ機能を搭載したのが大きな特徴。2GBの容量が無料で利用できる。有効期限は「ノートン 360」と同様1年間。期限が切れた場合はユーザーに告知をした上で保存データを抹消する。


 さらに、有料で利用エリアを拡大することも可能。料金は、5GBで3780円、10GBで6300円、25GBで8820円、100GBで3万5280円。追加エリアの有効期限も購入後1年間。「ノートン 360」の有効期限が切れた場合でもストレージの有効期限内であれば、データは残される。しかし、「ノートン 360」のアカウントがなければ復元することができない。

 実際のバックアップは、実行したい曜日などのスケジュール設定をすることで自動的に行うこともできる。新しいファイルや変更のあったファイルを自動的に検知し、その変更箇所のみをバックアップする差分バックアップにも対応した。

 一方、PCチューンナップ機能は、Windows一時ファイル、インターネット一時ファイル、インターネット閲覧履歴など、不要で無駄なファイルを見分けて削除するクリーンアップ機能を搭載。また、HDDの状態を分析してファイルの断片化を解消するデフラグも行う。

 セキュリティ機能では、特にフィッシング対策機能を強化。ブラックリストを参照すると同時にヒューリスティック(特有の挙動パターンによって検知する)機能によってもフィッシングサイトを判別するため、未知のフィッシングサイトにも効力を発揮する。また、ユーザーが安心してウェブサイトを閲覧できるよう、本物のサイトかフィッシングサイトかを認証する「ウェブサイト認証機能」も搭載した。


 対応OSはWindows Vista、XP。価格は、店頭で購入する標準パッケージが1万290円。ダウンロードして購入する標準パッケージが8190円で更新サービス2年付きは1万5330円。