ソニー、高級オーディオの技術を投入した総額23万円程度のシステムコンポ

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2007/02/09 10:10

 ソニーは2月8日、高級オーディオの技術による高音質と小型化を両立したシステムオーディオ「System 501」を3月10日に発売すると発表した。

 ソニーは2月8日、高級オーディオの技術による高音質と小型化を両立したシステムオーディオ「System 501」を3月10日に発売すると発表した。

 「System 501」は、ステレオデジタルアンプ「TA-F501」、SACD(スーパーオーディオCD)/CDプレーヤー「SCD-X501」、ブックシェルフ型スピーカー「SS-K10ED」で構成するオーディオコンポーネント。すべての機器で奥行きを30cm以内に設計し、アンプとCDプレーヤーは幅28cmの小型化を図ることで設置の自由度を高めた。

 アンプ「TA-F501」には、同社の高級ピュアオーディオに採用している32bitフルデジタルアンプ「S-Master PRO」を搭載する。さらに、ワンボード方式の基盤や新開発の専用パルス電源を採用し、基板配置を工夫して音質の向上と小型化を実現した。

 また、自動でスピーカーの設置環境の解析と補正を行う自動音場補正機能「D.C.A.C.」を搭載。ワンボタンで再生音量に合ったバランスが良い音質に調整する「ラウドネス機能」も備えた。DVDソフトやデジタル放送で使われる、ドルビーデジタル、DTS、MPEG-2 AAC信号は、一度マルチチャンネル信号にデコードした後、ステレオ信号にダウンミックスして出力することで高音質で再生する。サイズは幅280×高さ111×奥行き286mm。

 SACD対応のCDプレーヤー「SCD-X501」は、自然な音質を再現する「スーパーオーディオD/Aコンバーター」を搭載。振動を抑えるため、2mm厚の金属ベースを使用したFBシャーシを採用した。ピュアオーディオの2ch出力に加え、SACDのマルチチャンネルの出力が可能な5.1ch出力端子、光・同軸が各1系統のデジタル出力端子など、豊富な接続端子を装備する。サイズは幅280×高さ111×奥行き287mm。

 スピーカーシステム「SS-K10ED」は、低域を再生する12cmウーファーと高域を再生する2.5cmツイーターを搭載。キャビネットは木製で、美しい光沢を放つ黒のピアノフィニッシュで仕上げた。ツイーターユニットには、2.5cmドーム型のカーボン・グラファイト・コンポジット振動板を採用することで、SACDの高音質を引き出す70kHzの高域再生を可能にした。サイズは幅194×高さ348×奥行き282mm。

 価格は「TA-F501」が9万3450円、「SCD-X501」「SS-K10ED」が各7万350円で、3点の総額は23万4150円。