MCJ、アロシステムを100%完全子会社化、1対8.3の簡易株式交換で

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2007/02/09 10:07

 MCJ(浅貝武司社長)は2月8日、パソコンの製造・販売を手がけるアロシステム(大野三規社長)を簡易株式交換で完全子会社化することを決定したと発表した。12月に締結した両社の基本合意に基づいて具体的契約を締結したもの。交換比率は1対8.3。MCJが保有するアロシステム株を除き、アロシステム1株に対しMCJ株8.3株を割り当てる。アロシステムが4月2日に開催する株主総会の決議を経て、5月11日に株式交換の効力が発生、7月2日に株券を交付する予定。

 MCJ(浅貝武司社長)は2月8日、パソコンの製造・販売を手がけるアロシステム(大野三規社長)を簡易株式交換で完全子会社化することを決定したと発表した。12月に締結した両社の基本合意に基づいて具体的契約を締結したもの。交換比率は1対8.3。MCJが保有するアロシステム株を除き、アロシステム1株に対しMCJ株8.3株を割り当てる。アロシステムが4月2日に開催する株主総会の決議を経て、5月11日に株式交換の効力が発生、7月2日に株券を交付する予定。

 簡易株式交換に先立ち2月14日、MCJはアロシステムの大野社長から同社株式800株を取得する。取得金額は1株あたり52万円で総額は4億1600万円。すでにMCJが保有するアロシステム株793株とあわせると、所有株式数は発行済み株式の29.9%に相当する1593株になる。また、MCJでは株式交換に際し3万992株の普通株式を新たに発行する。

 MCJとアロシステムは、共同購買・生産の有限責任事業組合(LLP)「PC・JAPAN」を立ち上げるなど、05年8月から資本・業務提携を進めてきた。今回の完全子会社化でPC事業の包括的な統合が実現。部材・物流コストを一層削減し製品の品質を向上すると共に、デルやHPなどの大手外国メーカーの価格攻勢に対抗できる企業体質を構築する。