ヤマハは、ファイアウォールとVPN(仮想私設網)機能を搭載したSOHO・中小企業向けルーター「SRT100」を4月下旬に発売すると発表した。価格は8万1900円。

 中小企業などのネットワークの安全性を高めるため、高いセキュリティ機能を備えたのが特徴。外部ネットワークのWAN(広域網)に対してはパケットやアプリケーションの内容を判断し、ポートを動的に開閉する機能、パケットのパターン照合で不正を調べる「不正アクセス検知機能」を搭載。社内ネットワークのLAN側ではファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の通信を検出、遮断する「Winnyフィルタ機能」、管理者の許可の内容で、アクセスが可能なネットワークを制御する「DHCP端末認証機能」を備えた。

 また、LANからWANなどの外部ネットワークに向かう通信でWinnyなどの異常な状態を検出した場合、セキュリティポリシーを自動変更して通信を制限する「動的ポリシー変更機能」を搭載。さらに、ネットワークでの運用前に設定上の脆弱な部分の有無を「SRT100」自身がチェックする「診断機能」、運用中に攻撃者による侵入や攻撃行為をモニタリングする「監視機能」、運用状況や動作結果を通知する「レポート機能」も装備した。

 VPNでの暗号通信方式「IPsec」はハードウェア処理対応で、最大200Mbps(メガビット/秒)の双方向スループット、最大80Mbpsの双方向でのVPNスループット、片方向のファイアウォールスループットが可能。次世代インターネットプロトコル「IPv6」にも対応する。

 機器の設定には、日本語のGUIとウィザード形式の入力方法を採用。初期設定、ルーター機能、セキュリティ機能、運用サポート機能をGUIから設定可能で、簡単に導入できるようにした。また、ファームウェアは無料で更新できる。

 対応回線は光ファイバー、ADSL、CATV、ATM回線、IP-VPN、広域イーサネット。ポートはLANポート、WANポート、USBポートを各1基ずつ備える。サイズは幅220×高さ42.6×奥行き141.5mm。