マイクロソフト、鏡開きの掛け声は「PCの新時代」、Vistaの発売会見

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2007/01/30 21:41

 マイクロソフト(ダレン・ヒューストン社長)は1月30日、新OS「Microsoft Windows Vista」と新統合ビジネスソフト「2007 Microsoft Office system」の発売に際して記者会見を開いた。同社がOSとOffice製品を同時に発売するのは「Windows 95」「Office 95」以来で、実に12年ぶり。30日午前0時の深夜発売にも姿を見せたダレン・ヒューストン社長は、会見の冒頭「多くの熱心で情熱的なユーザーが買いに来てくれた」と感謝の言葉を述べた。

 マイクロソフト(ダレン・ヒューストン社長)は1月30日、新OS「Microsoft Windows Vista」と新統合ビジネスソフト「2007 Microsoft Office system」の発売に際して記者会見を開いた。同社がOSとOffice製品を同時に発売するのは「Windows 95」「Office 95」以来で、実に12年ぶり。30日午前0時の深夜発売にも姿を見せたダレン・ヒューストン社長は、会見の冒頭「多くの熱心で情熱的なユーザーが買いに来てくれた」と感謝の言葉を述べた。

 さらに、「Vistaは素晴らしいハードウェアとソフトウェア、そしてコンテンツを組み合わせることで素晴らしいデジタルライフをユーザーに提供することができる」と話し、「PCが仕事と生活の中心となった今、VistaはXPの2倍、Windows 95の5倍売れる」と自信を見せた。その後ヒューストン社長らは、用意された酒樽の前にハッピを羽織って登場。「PCの新時代」の掛け声のもと、鏡開きのパフォーマンスも行った。昨今のご時世からか振舞酒こそなかったものの、出席者には「祝発売」と書かれた日本酒入りミニチュア酒樽が配られた。

 15日に開いた会見で、主要PCメーカー18社が発売する計247機種のVista搭載PCを紹介したのに続き、今回はVista向けのコンテンツをいくつか披露した。Vista発売当初から、Vista向けサービスの提供を公表しているのは朝日新聞社、NECビッグローブ、日本テレビ放送網、ヤフー、セブン-イレブン・ジャパン、HMV ジャパン、ワーナー・マイカルなど41社でサービス数は45コンテンツ。

 日本テレビはVistaの「Windows Media Center」のメディアオンライン向けに「日テレNEWS24」「第2日本テレビ」の動画配信サービスを3月より開始。リモコンを使ってテレビのチャンネルを変えるような感覚で操作ができるため、リビングなどにPCを置き、家族と一緒に楽しむことができるとしている。

 またHMV ジャパンは「Windows Media Player 11(WMP11)」向けのオンラインストア「HMV DIGITAL @ Windows Media Player 11 ストア」を同日オープン。Vistaに搭載する「WMP11」閲覧できるほか、楽曲のダウンロード購入や再生、デジタルメディアプレーヤーへの転送まで行うことができる。またマイクロソフトとHMVジャパンの共同企画として、Windows Vista Home Premiumか同Ultimateのパッケージ製品または、搭載PCを購入すると、1曲無料でダウンロードできるキャンペーンも行う。

 このほか、セガのタブレットを使って埋まった化石を掘り出すゲーム「化石プレイ」、セブン-イレブン・ジャパンのVista搭載PCから写真プリントを注文し、セブン-イレブン店頭の多機能コピー機で印刷して受け取れる「オンラインプリントサービス」なども紹介した。