NEC(矢野薫社長)は、分社型新設分割でISP事業の「BIGLOBE事業部門」を分離・独立し、7月3日付で新会社「NECビッグローブ(BIGLOBE)」を設立したと発表した。

 社長には当初、片山徹NEC執行役員専務が就任する予定だったが、片山氏がグループのNECフィールディング代表取締役執行役員社長に就任したため、NECの鈴木俊一取締役執行役員専務が就任することとなった。代表取締役執行役員専務には佐久間洋BIGLOBE事業本部長が就く。

 BIGLOBEは、従業員が約500人のインターネットサービス事業会社として発足。また、事業パートナーとして、住友商事、大和証券グループ本社、三井住友銀行、電通、博報堂の5社が、7月下旬に第三者割当増資を引き受ける予定。

 BIGLOBEでは、10年間にわたり培ってきたサービスプラットフォームと、インターネットビジネスにおける豊富なサービス運用ノウハウをベースに、「ISP事業」「プラットフォームサービス事業」「ブロードバンドメディア事業」の3つを柱に事業拡大を図り、年間売上高約600億を目指す。

 事業拡大にあたっては、事業パートナーとの連携強化で展開を加速。新たに、ブランドステートメントの策定とブランドロゴのリニューアルも行い、さまざまなコミュニケーション活動において、新ブランドロゴを統一的に展開していく。

 NECは、IP技術をベースとした次世代ネットワーク「NGN(Next Generation Network)」を中核とする全社成長戦略で、BIGLOBEを重要な事業として位置付けている。今後、NECの持つSI(システムインテグレーター)としての力とBIGLOBEのプラットフォームと連携し、新たなインターネットの利用ニーズを持つ企業ユーザーに対し、アウトソーシングモデルにより、サービスやアプリケーション基盤を提供していく方針。