ヤマハ発動機、実用化目前の燃料電池バイク、まず静岡県がモニタ使用へ

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2005/09/12 18:02

 ヤマハ発動機は9月12日、燃料電池二輪車「FC-me(エフシーミー)」を開発したと発表した。特定の地域や対象に限定して貸し出しを行い、モニター使用することで燃料電池二輪車のさらなる技術開発の促進を目指す。なお、05年9月16日から、静岡県に1台を賃貸借する予定。<br />


 ヤマハ発動機は9月12日、燃料電池二輪車「FC-me(エフシーミー)」を開発したと発表した。特定の地域や対象に限定して貸し出しを行い、モニター使用することで燃料電池二輪車のさらなる技術開発の促進を目指す。なお、05年9月16日から、静岡県に1台を賃貸借する予定。

 「FC-me」では、04年9月から公道走行調査を実施している「ヤマハダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)システム」を搭載した「FC06 PROTO」の成果を踏まえ、信頼性や航続距離など、性能を熟成させた。

 燃料電池の燃料は水素ガスを使用するシステムが一般的だが、コンパクトに仕上げるのが難しい。そこで、液体であるメタノール水溶液を燃料とし、改質器や圧力容器を必要とせず、出力特性を落とさずに軽量化できる「ヤマハDMFC システム」を開発。また、燃料電池システムの制御パラメータの最適化を行ったことで、「FC06 PROTO」と比べて1.5倍のエネルギー交換効率(50ccガソリン二輪車と比較では1.8倍)を実現した。

さらに、車輌全体の構成部品の見直しなどによって車輌重量を約6kg軽量化し、市販のエレクトリックコミューターと同レベルまで始動性・操作性を向上させた。

 今後は、実際の使用場面に近いモニター使用での結果を生かしながら、将来のリース販売や市場導入を視野に入れた研究開発を進めていく計画。