ジャストシステムは、中央省庁や地方自治体などの行政機関向けに、日本語ワードプロセッサ「一太郎ガバメント2006」を来年2月に発売すると発表した。ライセンス専用製品で、価格はオープン。

 「一太郎ガバメント2006」は、行政機関としてふさわしい表現、品質の文書作成をより効率的に行える機能を備える。標準搭載の入力支援機能「ぎょうせい公用文表記辞書」では、日本語入力時に公用文ルールに基づいたチェックや平易な表現への言い換えをリアルタイムに指摘する。文書校正機能も強化され、「表記ゆれ」「スペルミス」などのミスを低減。行政機関での利用シーンを想定した専用のヘルプ機能「ガバメントヘルプ」や、公務に便利な機能を配置した専用メニューをメニューバーに追加するなど、操作性への配慮もなされている。

 加えて、情報保護の観点からセキュリティ機能を強化。これまで目視で確認していた文書中の個人情報や特定固有名詞などを、個体名抽出技術により自動抽出し、重要な情報に黒塗り処理を行う「個人情報マスキング機能」を新たに搭載し、情報漏洩防止に効果を発揮する。そのほか、[極秘][持ち出し厳禁]などの重要度や機密区分を示す「すかし保存」や、文書の閲覧・編集などを制限する「改ざん禁止保存」のコマンドも追加され、簡単にセキュリティ設定が行える。

 文書の保存形式では、一太郎ファイル形式だけでなく、PDF形式での保存にも対応。WORD形式の文書を一太郎で読込、保存できるコマンドも新設される。来夏には、XML形式のファイルフォーマットであるOpenDocument(ロイヤリティ・フリーのXMLベースのファイル形式)への読み込み、書き込みができる追加モジュールを無償提供する予定で、XML形式での文書保存が可能になる。