ソフトバンクと岩手県競馬組合が業務提携、馬券のネット販売など来春から

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2005/09/06 17:38

 ソフトバンク(孫 正義社長)と岩手県競馬組合(岩手県盛岡市、管理者・増田寛也岩手県知事)は9月6日、岩手県競馬組合が主催する競馬レースの勝馬投票券をソフトバンクグループがインターネット経由で販売することについて合意したと発表した。


 ソフトバンク(孫 正義社長)と岩手県競馬組合(岩手県盛岡市、管理者・増田寛也岩手県知事)は9月6日、岩手県競馬組合が主催する競馬レースの勝馬投票券をソフトバンクグループがインターネット経由で販売することについて合意したと発表した。

 岩手県競馬組合は、今年1月1日施行の改正競馬法に基づき、ソフトバンクグループと交渉を重ねてきた。今回の業務提携により、勝馬投票券のインターネット販売および払戻金・返還金の交付などをソフトバンクグループへ委託し、来年春のスタートに向けて具体的に話を詰めていく。

 ソフトバンクグループの提供サービスイメージは、勝馬投票券のインターネット販売をコアにして、レースの動画配信、20?30代の世代に競馬の楽しみ方を知らせる「競馬HOW TO」、ブログコミュニケーション、サポーターズクラブ、競馬予想、ゲームなどのコンテンツを統合した競馬ポータルサイトを作り、「競馬の楽しみかたを大きく変える」(孫社長)狙い。

 今回の提携により、岩手県競馬組合は、「インターネットを活用して全国展開することで、20?30代の底辺人口を拡大する」(増田寛也・岩手県知事)など、収益改善を図る狙い。ソフトバンクグループは、潜在需要掘り起しとともに、「地方財政へ寄与する」(孫社長)と語った。