NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は、グリッドコンピューティング技術を採り入れたオンデマンド型のサービス基盤「BIGLOBEオンデマンドサービス基盤」を開発、提供開始した。大手サービス事業者としては国内で初めて。

 NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は、グリッドコンピューティング技術を採り入れたオンデマンド型のサービス基盤「BIGLOBEオンデマンドサービス基盤」を開発、提供開始した。大手サービス事業者としては国内で初めて。

 グリッドコンピューティング技術を活用し、「BIGLOBE」が運用する複数のデータセンターにおけるさまざまなコンピュータ資源をリソースプールとして仮想的に一元集約、フレキシブルなリソース管理を行うことで、信頼性の高いオンデマンド型のサービス基盤を提供するもの。

 オンデマンドサービスにおける負荷やレスポンスの変動に連動して、コンピュータリソースの配分を自動的に制御。ブロードバンド環境下で想定される瞬間的なトラフィック増大などの負荷変動にも対応できる、高い可用性をもつオンデマンドサービス基盤の提供を可能にする。

 具体的には、複数のデータセンター上に展開された完全冗長構成のインフラ(ネットワーク/サーバー/ストレージ)上にサービスシステムを構築して、大規模でスケーラビリティの高い、高度なサービス品質を確保。トラフィックが事前想定値を大幅に上回った場合や、瞬間的なピーク負荷に遭遇した場合にも、レスポンスの悪化やサービスの中断などを引き起こすことなく、安定したサービスを提供することができる。

 サービス提供に必要なコンピュータ資源は、あらかじめ準備したリソースプールから切り出して割付を行うので、サービスシステム構築に要するリードタイムを、従来比最大90%の大幅な短縮を実現する。

 さらに、信頼性の高い大規模なインフラ上に複数の仮想的なシステムを構築することで、インフラ全体の稼働率を大幅に向上。状況に応じて、常に最適配分したうえでコンピュータリソースを提供することで、高度なサービス品質を確保しながら、低コストでのサービス提供要請に対応できる。

 今後、メディア企業のほかにも、短気間のプロモーションやイベントなどのマーケティングを行う企業、チケット販売ECサイトやオークションサイトなど、スケーラブルで大規模なシステムを必要とする企業に対して、同オンデマンドサービス基盤を利用した企業ユーザー向け「BIGLOBE」サービスを提供していく予定。