シナノケンシ、日常生活情報を録る・聴くで管理、視覚障害者向けレコーダー

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2005/09/01 13:31



 シナノケンシは、「録る」「聴く」「整理する」などの機能を備え、視覚障害者の快適な生活を支援するプレクストークポータブルレコーダー「PTR2」を9月下旬から出荷開始する。価格は8万9250円。

 02年7月発売の「PTR1」の後継機種として開発したもので、DAISY方式の録音・編集機能の操作をより簡単にし、索引付きの住所録作成機能など、日常生活の情報管理ツールとしての利便性も高めた。

 本体は、落下などの衝撃にも耐えられるよう、柔らかなプラスチックで囲む構造としたほか、鉛を使わず環境対策にも配慮した。今後、順次部品の切り替えを行い、06年3月には、欧州の環境指令「RoHS」への対応を完了する予定。

 このほかの特徴は、(1)MP3形式で最大90時間の録音が可能、(2)録音図書CDや音楽CDの再生に対応、(3)ページや見出しへの移動、しおりの挿入など、普通に本を読む感覚を再現、(4)自分の聴きやすい再生スピードやトーンに調整可能、(5)録音した音声の不要な部分だけの抹消/順番の入れ替え/見出しをつけるなどの編集が可能―─など。