キヤノン、DVD記録式DVカメラなどのCMにシャラポワを起用、シェア25%狙う

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2005/07/29 19:53



 キヤノン(御手洗冨士夫社長)は、新デジタルビデオカメラの販促で、テニスプレイヤーでモデルのマリア・シャラポワ選手を起用すると発表した。テレビCMや雑誌・新聞広告などに登場し、テレビCMは8月下旬からオンエアーの予定。

 発表した新製品4モデルは、静止画撮影時の有効画素数が約400万画素の「IXY DV M5」、DVD録画機能搭載モデルの「DC20」と「DC10」、小型軽量化モデルの「IXY DV S1」。全機種動画と静止画を撮影でき、デジタル写真のダイレクトプリント機能も備えている。生産台数は4モデル合計で月5万5000台。

 キヤノン販売の芦澤光二・常務取締役コンスーママーケティングカンパニープレジデントは、「『小型』、『高画質』、『DVD』がトレンド。この3つのキーワードを徹底的に追究した」と新ラインアップの商品コンセプトを説明。「2003年にデジタルビデオカメラに本気で取り組む姿勢を示したが、今年はこの新ラインアップで(デジタルビデオカメラ市場で)キヤノンがメジャーになる年」と意気込みを語り、マーケットシェア25%の獲得を目標に掲げた。昨年のシェアは15.8%だという。

 キヤノンによれば、デジタルビデオカメラ市場は、昨年1450億円で今年は1500億円、07年には1600億円規模に成長すると予測している。