有限責任中間法人のJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC、歌代和正代表理事)は7月27日、インターネットセキュリティ最新事情を発表した。

 伊藤友里恵・JPCERT/CC業務統括補佐は、現在のコンピュータセキュリティに関わるインシデント動向について、「もはや愉快犯ではなく、動機が金、政治にからむ強い悪意によって行われるようになってきた。また、ウェブサイトから情報を盗むために作られる偽のフィッシングサイトは、ブラウザに表示されるデザイン、またアドレスバーのURLも同様で、ユーザーが判別できないほど巧妙化している」と述べた。

 また、通信レベルの攻撃からアプリケーションレベルとなってきていることや、無差別の攻撃からピンポイントで情報を盗むという傾向になってきており、これらに対応するためには、CSIRT(コンピュータ・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム)、製品開発者、ユーザー、システム管理者、政府、ISP、報道関係者などがそれぞれに各自の責任とミッションを認識し、責任を果たすことで安全なインターネットが実現すると語った。