キヤノン(御手洗冨士夫社長)は2月18日、一眼レフデジタルカメラの新製品として、「EOS Kiss Digital N」を3月17日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は、ボディのみで10万円弱、「レンズキット」で12万円弱、「ダブルズームレンズキット」で14万3000円弱となる見込み。初心者ユーザーを対象とし、高画質と使いやすさを追求したモデルとなっている。


 新製品は、自社開発の約800万画素大型CMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC II」を搭載し、高精細、高画質、自然な色合いを実現したほか、約3コマ/秒、JPEGで約14枚の連続撮影、約0.2秒の高速起動などの機能強化を図った。「イージープリントボタン」によって、ピクトブリッジ対応プリンタからワンプッシュで直接プリントすることもできる。

 キヤノンの岩下知徳・取締役イメージコミュニケーション事業本部副事業本部長は、今回の価格設定について、「コストダウンの徹底や調達の絞り込み、セル方式、自動化などで実現した」と話している。

 キヤノン販売の芦澤光二・常務取締役コンスーママーケティングカンパニープレジデントは、「競合他社が10万円を切る機種を発売しているが、差別化のポイントになるのは画質や操作性」と話し、価格で勝負するのではなく、プロが認める画質の良さ、初心者ユーザーが使いやすい機能面を強化した製品に仕上げていることに自信を見せた。