アップルコンピュータは1月12日、都内で記者会見を開催し、米サンフランシスコで開催されたスティーブ・ジョブズCEOの講演を中心に、Mac史上最も小さく最も低価格なパソコン「Mac mini」とフラッシュメモリタイプの携帯オーディオを含む、6つの新製品を発表した。

 アップルコンピュータは1月12日、都内で記者会見を開催し、米サンフランシスコで開催されたスティーブ・ジョブズCEOの講演を中心に、Mac史上最も小さく最も低価格なパソコン「Mac mini」とフラッシュメモリタイプの携帯オーディオを含む、6つの新製品を発表した。

 発表された新製品は、(1)「Mac mini」(1.24GHzモデル5万8590円、1.42GHzと7万140円、1月29日発売)、(2)フラッシュメモリタイプの携帯オーディオ「iPod shuffle」(512MBモデル1万980円、1GBモデル1万6980円、1月15日発売)、(3)写真加工などソフトを含んだ統合ソフト「iLife '05」(1万290円、1月29日発売)、(4)プレゼンテーションなどのオフィス系ソフト「iWork '05」(8190円、2月発売)、(5)ビデオ編集ソフト「Final Cut Express HD」(3万1290円、2月発売)、(6)音源収録ソフト「GarageBand Jam Pack 4: Symphony Orchestra」(1万290円、1月29日発売)――の6製品。

 「Mac mini」は、16.5cm正方、高さ5cmのデスクトップコンピュータ本体。ディスプレイ、キーボード、マウスなどは付属しないが、「Mac OS X」、「iLife '05」を搭載する。また、スロットローディングタイプのDVD-ROM/CD-RW両用ドライブを採用しており、DVDの再生、CDへの書き込みが可能。

 スティーブ・ジョブズCEOは、「これまでにも、『Xserve』サーバーのような、ディスプレイ無し、キーボード無し、Mac OSのコアだけを手軽に扱える製品を個人ユーザー向けに発売するべきだ、という要望を受けていたが、ついにその製品を出すこととなった。今使っているディスプレイ、マウスなどを流用できる」と説明。Windowsからの乗り換えのほか、「Macユーザーでも、2台目、3台目として購入したくなるような製品だ」と、自信を見せている。

 携帯オーディオの「iPod shuffle」は、iPodファミリーのフラッシュメモリタイプにあたるもので、ガムのパッケージよりも小型、軽量なのが特徴。身に付けても使えるように専用のストラップを付属した。USB2.0のアダプタを本体に搭載しているほか、512MBモデルでは120曲、1GBでは240曲の保存が可能。

 主な特徴は、(1)曲をランダムに再生する「シャッフル機能」、(2)iTunesのライブラリから新製品に曲を転送する「AutoFill」機能により、容量一杯や指定容量まで曲を自動的に転送可能、(3)領域を設定することでディスクストレージとしても利用可能、(4)最長12時間のバッテリー稼動、(5)クリックホイールを採用――など。

 現在、市場に出回っているフラッシュメモリタイプの携帯オーディオ製品に対しては、単四電池式であること、ディスプレイが小さいこと、ボタン式であることを指摘し、同社では「フラッシュメモリタイプで“グレートプロダクト”をつくる」(ジョブズCEO)ことにしたという。あわせて、アームバンド、専用ドック、スポーツ用ケース、大容量バッテリーなどのアクセサリ4製品を1か月以内に発売する予定。価格は各3570円。

 なお、iPodの累計販売台数について、スティーブ・ジョブズCEOは1000万台を達成したことを報告した。マーケティングバイスプレジデント兼日本法人代表取締役の前刀禎明氏は、「今年は、昨年の勢いをそのままに、独走態勢をさらに強化していく」と意欲を見せている。