富士通、デスクトップPCとノートPCの春モデル発表、AV機能をさらに強化

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2005/01/05 14:37

 富士通は、オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWERシリーズ」とオールインワンノートPC「FMV-BIBLOシリーズ」のラインアップを一新し、1月5日から販売を開始した。価格はすべてオープンプライス。

 富士通は、オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWERシリーズ」とオールインワンノートPC「FMV-BIBLOシリーズ」のラインアップを一新し、1月5日から販売を開始した。価格はすべてオープンプライス。

 「FMV-DESKPOWERシリーズ」の新ラインアップは、AV機能を大幅に強化し、静音性を追求した「CEシリーズ」や「Hシリーズ」など、“見る”“録る”“残す”をキーワードに新しい使い方を提案する全4シリーズ13機種。テレビ番組の録画予約を便利にする電子番組表の「キーワード検索機能」や、DVDメディアへの長時間録画、書き込み時間の高速化に対応したほか、AV機能を家電感覚で利用できるよう、リモコンの操作方法を画面で確認できる「リモコンガイド」の採用など使い勝手を向上している。

 コンパクト型ハイパフォーマンスPCの「CEシリーズ」は、効率的な外気吸入と熱を発しやすいCPUなどのレイアウトを工夫することで、DVD視聴時にささやき声と同じ程度の約27.6?30.5デシベルの静音化を実現。また、動画編集などの負荷のかかるAV機能を快適に利用できるよう、高速なデュアルチャネルDDR2メモリを搭載するなど先進のテクノロジーを採用している。

 新スタイルAVパソコン「Hシリーズ」では、テレビ番組を大画面で楽しみたい、手軽に録画したいというニーズに応えるため、AV機能をさらに強化。上位機の「H70K9V」では、ハードディスクを2台搭載することで450GBの大容量化を実現し、最長約435時間のテレビ番組を録画できる。このほか、すぐにテレビが見られる「インスタントテレビ機能」を搭載した、テレビチューナー内蔵の大画面19型液晶ディスプレイセットモデル「H70K9V」も用意している。

 シアタースタイルPC「Tシリーズ」には、新たに大画面23型ワイド液晶搭載モデルを投入。高解像度(1360×768ドット)に対応しているため、迫力のある映像が楽しめる。

 液晶一体型PC「LXシリーズ」では、従来比約1.3倍の高輝度化を実現した17型液晶を採用し、テレビ番組などを明るくあざやかに視聴できるようにした。

 一方、「FMV-BIBLOシリーズ」の新ラインナップは、屋外でもテレビ視聴・録画が行えるモバイルノートPC「MGシリーズ」、「LOOX Tシリーズ」や、最長約183時間の録画が可能な大容量200GBハードディスクを搭載した「NBシリーズ」など、全4シリーズ18機種。

 モバイルテレビ機能を搭載したのは、「MG70K/T」、「MG50K/T」、「LOOX T70K/T」の3機種で、アンテナを内蔵したヘッドホンを標準添付し、テレビチューナーに接続することで、屋外でのテレビ視聴・録画が可能となる。ヘッドホンアンテナのヘッドホン部だけを取り外すことにより、本体内蔵スピーカーから音声を出力することもできる。

 また、ドライブ部分を交換できるモバイル・マルチベイ構造に対応しており、テレビ視聴・録画時はテレビチューナー・ユニットを、録画した番組のDVDへの保存時はスーパーマルチドライブ・ユニットを装着するなど、目的に合わせた使い分けができるのも特徴。

 ホーム・エンターテインメントノート「NBシリーズ」では、長時間録画を実現するため、最長約183時間の録画が可能な大容量200GBのハードディスクを搭載。さらに、色純度を従来の約1.4倍にアップし、色再現性を向上することで家庭用テレビに匹敵するあざやかさを実現した「スーパーファインDX II液晶」の採用や、多彩な高画質化機能の搭載など、AV機能の充実を図っている。

 なお、「NB80K」では、世界で初めて、とうもろこしのデンプンから作られるポリ乳酸を用いた植物性プラスチックをノートPCのボディに採用。植物性プラスチックの採用によって、石油原料の使用量や、ライフサイクル全体でのCO2排出量を削減するなど環境負荷の低減を目指した。