アイ・オー・データ機器（細野昭雄社長）は11月30日、テレビキャプチャーユニット「GV-MVP」シリーズの新製品として、内部増設用のPCIボード「RX2W」（2万7400円）と「RX2」（1万6800円）、ボックス型の「RZ2」（2万1000円）の計3機種を、12月中旬から順次販売開始すると発表した。

　新製品では、標準添付した同社独自のアプリケーションソフト「I-O DATA mAgicTV5」によって、複数チャンネルの同時録画に対応、最大で8チャンネルの同時録画が可能。ほかには、すべてのテレビ番組で24時間録画を可能とした「全チャンネル・24時間録画」を実現している。

　テレビキャプチャーユニットは、パソコン上でテレビ番組の視聴や録画、編集が可能な周辺機器で、インターネットを利用した予約録画やキーワード録画、追いかけ再生などが行える。デスクトップパソコン市場では、テレビチューナーを搭載したモデルが全体の8割程度を占めており、パソコンにAV機能を求める需要が増えていることから、同社では年末・年始商戦に向け新製品を投入することでシェアを拡大していく方針。発売後1年間で13万4000台の販売を見込む。