2026.8.19 10:30

豆知識

昇降デスクとは? 健康面や作業効率のメリットからおすすめモデルまで徹底解説

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 「長時間座っていると腰や肩がつらい」「在宅ワークで集中力が続かない」と感じていませんか。近年は、在宅勤務やハイブリッドワークの普及により、自宅の作業環境を見直す方が増えています。なかでも注目されているのが、高さを自由に調整できる昇降デスクです。

 昇降デスクは、座り作業と立ち作業を切り替えられることが特徴で、身体への負担軽減や集中力維持など、さまざまなメリットが期待されています。一方で、「本当に必要?」「普通のデスクと何が違うの?」「価格に見合う価値はある?」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

 そこで本記事では、昇降デスクの基本的な仕組みから、健康面・作業効率のメリット、失敗しない選び方、おすすめモデルまでわかりやすく解説します。

昇降デスクとは

 

 昇降デスクとは、作業内容や体格に合わせてデスクの高さを調整できるデスクのことです。一般的な固定式デスクとは異なり、「座って作業する高さ」と「立って作業する高さ」を自由に切り替えられる点が特徴です。代表的なメーカーとしては、FlexiSpotやCOFO、サンワサプライなどが知られています。

 特にFlexiSpotはラインアップが豊富で、初心者向けからハイエンドモデルまで幅広く展開しています。

 

メリット


 昇降デスクの大きな魅力は、座り作業と立ち作業を切り替えながら働ける点です。長時間同じ姿勢を続けにくくなるため、身体への負担軽減につながる可能性があります。特にデスクワーク中心の方は、1日中座りっぱなしになってしまうケースも少なくありません。長時間の座位姿勢は、腰や肩への負担だけではなく、血行不良や運動不足につながることもあるとされています。

 その点、昇降デスクを活用すれば、時間を区切って立って作業する時間と座って作業する時間を切り替えるなど、体に負担をかけない働き方が可能です。実際、立って作業することで、「午後の眠気が軽減した」「集中力を維持しやすくなった」と感じる方も少なくありません。

 また、劇的な運動効果があるわけではありませんが、「デスクワーク中心でほとんど動かない」という方にとっては、日常的に身体を動かすきっかけにもなるでしょう。

 

昇降デスクの選び方

 

 ここからは、昇降デスクを選ぶ際のポイントを紹介します。

 

天板サイズと形状


 昇降デスクを選ぶ際は、まず天板サイズを確認することが重要です。サイズが合っていないと、「モニターを置いたら作業スペースが足りなかった」「部屋に対して大きすぎた」と後悔する原因になります。

 一般的な昇降デスクの幅は、100cm~160cm程度が主流です。それぞれのサイズ感のイメージは、以下のとおりです。

デスク幅と適した用途
デスク幅 主な用途
100cm~120cm ノートPC中心・省スペース向け
120cm~140cm デュアルモニターや在宅ワーク向け
160cm前後 複数モニター・広い作業環境向け


 たとえば、ノートPC1台だけで作業する場合は100~120cm程度でも十分使いやすいでしょう。一方で、モニターを2台置く場合や、キーボード・スピーカー・書類なども広げたい場合は、140cm以上あると快適に使いやすくなります。

 また、天板形状も重要なポイントです。一般的な長方形タイプはレイアウトしやすく、初心者にも向いています。一方で、L字型タイプは作業スペースを広く確保しやすく、複数モニターを設置したい方に人気があります。

 ただし、大型モデルは重量も増えやすいため、搬入経路や設置スペースまで含めて確認しておくことが大切です。

 

種類


 昇降デスクには、大きく電動式と手動式の2種類があります。それぞれ特徴や使い勝手が異なるため、自分の使い方に合ったタイプを選ぶことが重要です。

 電動式は、ボタン操作だけで高さを変更できるタイプです。スムーズに昇降できるため、「座り作業と立ち作業を頻繁に切り替えたい」という方に向いています。最近は、高さを記憶できるメモリー機能付きモデルも増えており、ワンタッチで好みの高さへ変更できる点も魅力です。

 一方で、モーターを搭載しているため、本体価格は高めになる傾向があります。また、コンセントが必要になるため、設置場所によっては配線を考慮する必要があるでしょう。

 対して手動式は、ハンドル操作によって高さを調整するタイプです。電源不要で使えるため、コンセント位置を気にせず設置しやすい点が特徴です。また、電動式より価格を抑えやすく、比較的導入しやすいメリットもあります。

 ただし、高さ調整には手間がかかるため、頻繁に昇降する使い方にはあまり向いていません。「基本は座り作業だが、ときどき立って使いたい」という方に適しています。

 昇降デスク選びで迷った場合は、「どれくらい頻繁に高さを変えたいか」を基準に考えると選びやすいでしょう。

 

価格


 昇降デスクは、天板サイズや昇降方式によって価格帯が大きく変わります。一般的には、手動式よりも電動式の方が高額になりやすく、サイズが大きいほど価格も上がる傾向があります。価格帯の目安は、以下のとおりです。

昇降デスクの価格帯目安
種類・サイズ 価格帯の目安
手動式・コンパクトモデル 2万~4万円前後
電動式・120cm前後 4万~7万円前後
電動式・140~160cmクラス 7万~15万円前後


 また、昇降デスクを導入する際は、天板やモニターアーム、ケーブルトレーなどを別途購入するケースもあります。特にFlexiSpotのように、脚と天板が別売りになっているモデルでは、周辺機器を含めると想定より総額が高くなる場合もあるため注意が必要です。

 昇降デスク本体だけでなく、総額でいくらかかるかを想定しながら予算に合ったものを選びましょう。

 

昇降できる高さ

 

 昇降デスクを選ぶ際は、どこまで高さを調整できるかを確認することも重要です。昇降範囲が合っていないと、「立ったときに低すぎる」「座ったときに肩が疲れる」といった原因につながる可能性があります。

 一般的に、デスク作業では「肘が90度前後になる高さ」が理想とされています。しかし、身長や座高には個人差があるため、快適な高さも人によって異なります。たとえば、日本人成人の平均身長を基準にすると、座り作業ではおおよそ65cm~75cm前後、立ち作業では95cm~115cm前後が目安になるケースが多く見られます。

 そのため、昇降デスクを選ぶ際は、最低でも「70cm前後~110cm前後」まで調整できるモデルを選ぶと対応しやすいでしょう。

 なお、最近は高さを60cm台前半まで下げられるモデルや、120cm以上まで上げられるモデルも増えています。快適に使い続けるためにも、自分の身長や作業スタイルに合った昇降幅を確認しておくことが大切です。

 

耐荷重


 昇降デスクを選ぶ際は、耐荷重も確認しておきたいポイントです。耐荷重が不足していると、昇降時に不安定になったり、モーターへ負荷がかかったりする原因になる可能性があります。

 ノートPC中心のシンプルな環境であれば、耐荷重50kg前後でも十分使いやすいでしょう。一方で、モニターを複数台設置する場合や、重めの周辺機器を載せる場合は、耐荷重100kg以上あるモデルの方が安心です。

 また、耐荷重は静止時と昇降時で異なる場合があります。特に電動式では、昇降中に負荷がかかりやすいため、余裕を持ったスペックを選ぶことが重要です。

 将来的にモニターや周辺機器を増やす可能性がある方は、少し余裕のある耐荷重モデルを選んでおくと後悔しにくいでしょう。

 

その他機能


 最近の昇降デスクには、高さ調整以外にも便利な機能を搭載したモデルが増えています。

 特に人気なのが、「メモリー機能」です。あらかじめ好みの高さを登録しておけば、ボタンひとつで座り作業用・立ち作業用の高さへ切り替えられます。毎回細かく調整する必要がないため、昇降デスクを日常的に使いやすくなるでしょう。

 また、「障害物検知機能」も便利です。昇降中に椅子や引き出しへぶつかりそうになると、自動で停止する仕組みで、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心感があります。さらに、ラック付きモデルやUSBポート搭載モデルなどにも要注目です。

 ただし、多機能モデルほど価格は高くなりやすいため、「自分に本当に必要な機能か」を考えながら選ぶことが大切です。

 

おすすめの昇降デスク


 ここからは、おすすめの昇降デスクを4つ紹介します。

 

電動昇降式デスク・E7|FlexiSpot

 

 FlexiSpotの「E7」は、安定性と機能性を重視した人気の電動昇降デスクです。デュアルモーターを搭載しており、スムーズかつ安定感のある昇降を実現。耐荷重は125kgと十分なので、デュアルモニターや大型PCを設置したい方にも向いています。

 また、58cm~123cmまで幅広く高さ調整できるため、小柄な方から高身長の方まで使いやすい点も魅力です。メモリー機能や障害物検知機能も搭載されており、日常的に昇降機能を使いやすくなっています。「長く使える高性能モデルが欲しい」という方におすすめの昇降デスクといえるでしょう。

出典:電動昇降式デスク・E7|FlexiSpot

 

COFO Desk Premium|COFO(コフォ)

 

 COFO(コフォ)の「COFO Desk Premium」は、デザイン性と高級感を重視した電動昇降デスクです。天然ラバーウッドを使用した厚さ3cmの天板が特徴で、木目の質感や滑らかな手触りを楽しめます。一般的な「オフィス家具感」が少なく、インテリアになじみやすい点も魅力です。

 また、デュアルモーターによるスムーズな昇降や、メモリー機能、障害物検知機能なども搭載されています。昇降範囲は63cm~128cmと広く、小柄な方から高身長の方まで使いやすい仕様です。

 さらに、スマートフォンアプリから高さを操作できる点も特徴。デザイン性だけでなく、機能面にもこだわりたい方に向いているモデルといえるでしょう。

出典:COFO Desk Premium|COFO(コフォ)

 

ERD-ER9060|サンワサプライ

 

 サンワサプライの「ERD-ER9060」シリーズは、省スペース性を重視した電動昇降デスクです。幅90cm・奥行60cmと比較的コンパクトなサイズ感のため、「ワンルームに置きたい」「在宅ワーク用として使いたい」という方にも向いています。

 高さは73.5cm~123.5cmまで調整できるほか、4つまで高さを登録できるメモリー機能や、衝撃検知機能を搭載している点も特徴です。

 さらに、USB Type-CとUSB Aポートを備えており、スマートフォンなどを充電しやすい点も魅力。大型のデュアルモニター環境には不向きなものの、シンプルな作業環境を整えたい方にはおすすめの昇降デスクといえるでしょう。

出典:ERD-ER9060|サンワサプライ

 

手動昇降式デスク・H1|FlexiSpot

 

 FlexiSpotの「H1」は、低コストで導入しやすい手動式の昇降デスクです。ハンドルを回して高さを調整する仕組みを採用しており、電源不要で使える点が特徴です。コンセント位置を気にせず設置しやすく、配線をシンプルにまとめたい方にも向いています。

昇降範囲は72cm~109.5cmで、幅広い体格の方が使いやすい仕様です。また、幅120cmの天板を採用しているため、ノートPCやモニターを置いても比較的余裕があります。

 電動式ほど頻繁な昇降には向かないものの、「ときどき立って作業したい」という方には十分使いやすいモデルです。まずは手頃な価格で昇降デスクを試してみたい方におすすめといえるでしょう。

出典:手動昇降式デスク・H1|FlexiSpot

 

まとめ


 昇降デスクは、座り作業と立ち作業を切り替えながら働ける点が大きな特徴です。長時間座りっぱなしになりやすい在宅ワーク環境において、身体への負担軽減や気分転換につながるアイテムとして注目されています。

 また、最近は電動式・手動式ともにラインアップが充実しており、価格帯やサイズ、機能も幅広く選べるようになっています。特に、デュアルモニター環境を構築したい方は耐荷重や安定性を、限られたスペースへ設置したい方はサイズ感を重視すると選びやすいでしょう。

 本記事を参考に、自分の働き方や作業環境に合った昇降デスクを選び、より快適なワークスペースを整えてみてください。

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